毎週水・金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークする「テンナイン・コミュニケーション」とのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。金曜日は、今話題のニュースに関する英語表現をご紹介します♪
いくつ知ってる?「右往左往」をあらわす英語表現あれこれ
新型コロナウイルスの影響で、いつもと違う働き方・暮らし方に慣れず、対応に追われて右往左往している方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな「右往左往」状態を表現するフレーズをご紹介します。
this way and that
直訳すると「こっちの道とあっち(の道)」と、複数の方向を指す様子がイメージできますね。
例)That foolish decision made us go this way and that.(=その馬鹿げた決定によって、私たちは右往左往させられた)
hither and thither
こちらは聞き慣れないかもしれません。“hither” = “here”, “thither” = “there” を表す「古英語」です。つまり、現代の英語では
here and there
となり、 上記の “this way and that” と同じような意味で使われます。
例)The man ran hither and thither. (=男は右往左往へと逃げ回った)
to and fro
こちらは、2つの地点を「行ったり来たりを繰り返す」、というニュアンスが強いもの。ちなみに “to-and-fro” と名詞化すると、「論争」という意味にもなります。
例)I was so anxious I paced to and fro in that place.(=私は不安のあまり、その場を行ったり来たりしていた)
単純に、「右往左往」=「どうしていいのか定まらない」状態、ということで
be confused(=混乱している)
とシンプルに表現しても良いかもしれませんね!
(記事協力:テンナイン・コミュニケーション)