今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『おばあさんの魂』。
瀬戸内寂聴、白洲正子、がばいばあちゃん、いじわるばあさん、ターシャ・テューダー、小倉遊亀ら、さまざまな「名おばあちゃん」が登場。エッセイストの酒井順子が「おばあさんの持つ力」とは何かを探ります。
『おばあさんの魂』
著者:酒井順子
出版社:幻冬舎
どんなおばあさんになりたいですか。憧れのおばあさんは誰ですか。
おばあさんになるのはずっと先、想像できないくらいはるか未来の話よという人も、この本を読めばきっと、おばあさんについてちょっと考えてみたくなる。
まずは自分のおばあさんの人生をもっと知りたくなる。若い頃どんな夢があったの。その夢は実現したの。叶わなぬ恋もあったのかも、本当は聞いてみたい。
この本では、酒井順子さんが大好きだったご自身のおばあさんたちの話を軸にしながら、さまざまな「名おばあさん」のストーリーに触れていきます。料理系おばあさん、庭系おばあさん、生活系おばあさんなどをテーマに、波乱万丈な人生をたくましく生き抜いてきた女性たちの人生を紹介しています。
この本に登場するおばあさんたちは、昔も今もずっとポジティブに生きてきた。その生き方に憧れます。おばあさんになってから年下の男性に激しく愛された作家・マルグリット・デュラスのエピソードも印象的。年を重ねてなお色鮮やかに輝く人生。表紙カバーの小倉遊亀さんの絵もとても好きです。
Love, まっこリ〜ナ
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