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『続・私の部屋のポプリ』読みつがれる名エッセイ

 

今日のカフェボンボンは、『続・私の部屋のポプリ』

ポプリ研究家・熊井明子の名エッセイ。日々の楽しみや出来事が、四季折々のポプリに託してつづられています。

20150504

続・私の部屋のポプリ
著者:熊井明子
出版社:河出書房新社

「ほのかな香りを、あなたにお届けしたくて」この本は花を愛する熊井さんが作ったポプリ。優しく懐かしい、清々しい香りのする百花草です。

異国から届いたポプリの小箱、貝殻の思い出、薔薇色の軽石、匂いつきの外国絵本……。著者が喜びを見いだすのは、身のまわりの何気ない出来事。愛らしいものや思い出でいつも心が満たされている。

心がとげとげしくなっている時には「やわらかいものに刻印された可愛らしい形」を思い浮かべる。赤ちゃんが砂浜につけた足あとや幼い女の子がソフトクリームにつけた唇のあと。少年の頬にできた、はにかみが作った片えくぼを。

ポプリの思い出の「朝時間」は、朝霧をつけた青い花。
詩集で知った憧れの花、ブルーのベロニカです。

『私の部屋のポプリ』もおすすめです。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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