今日のカフェボンボンは、『続・私の部屋のポプリ』。
ポプリ研究家・熊井明子の名エッセイ。日々の楽しみや出来事が、四季折々のポプリに託してつづられています。
『続・私の部屋のポプリ』
著者:熊井明子
出版社:河出書房新社
「ほのかな香りを、あなたにお届けしたくて」この本は花を愛する熊井さんが作ったポプリ。優しく懐かしい、清々しい香りのする百花草です。
異国から届いたポプリの小箱、貝殻の思い出、薔薇色の軽石、匂いつきの外国絵本……。著者が喜びを見いだすのは、身のまわりの何気ない出来事。愛らしいものや思い出でいつも心が満たされている。
心がとげとげしくなっている時には「やわらかいものに刻印された可愛らしい形」を思い浮かべる。赤ちゃんが砂浜につけた足あとや幼い女の子がソフトクリームにつけた唇のあと。少年の頬にできた、はにかみが作った片えくぼを。
ポプリの思い出の「朝時間」は、朝霧をつけた青い花。
詩集で知った憧れの花、ブルーのベロニカです。
『私の部屋のポプリ』もおすすめです。
Love, まっこリ〜ナ