カフェボンボンでは、小説、詩、写真集、絵本など本のジャンルに限らず、作品の中のさまざまな「朝時間」をご紹介しています。
なかでも、とりわけ印象的な「朝時間」と出会えるのが、トーベ・ヤンソンが生んだ「ムーミン」の物語。フィンランドの美しい自然に彩られた朝が、幻想的に描かれています。
『新装版 ムーミン谷の十一月』
著者:トーベ・ヤンソン/訳:鈴木徹郎
出版社:講談社
今日は、そのムーミン物語から『ムーミン谷の十一月』を。
11月のムーミン谷は、みなが冬支度をする時期。もうすぐあたり一面、雪におおわれてしまいます。そんなある日、スナフキン、フィリフヨンカ、ホムサたち5人が、それぞれに思うところがあって、ムーミン家を訪ねてきます。けれど、家の中はからっぽでした。冬ごもりの前、一家は旅に出ていたのです。
ムーミン谷の「朝時間」は、スナフキンの旅立ちの朝。夜明けの光が射し始める頃、スナフキンは海辺へ出かけます。自分の5つの音色をつかまえるために……。
本書は、「ムーミン」シリーズの最終巻。深い静けさと温もりに包まれる物語です。トーベ・ヤンソン生誕100周年の限定スペシャルカバーでお楽しみください。
Love, まっこリ〜ナ
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