今日のカフェボンボンの本棚は、『上機嫌な言葉366日』。
作家・田辺聖子の作品から選んだ人生をおいしくする素敵な言葉が366日分。「上機嫌な言葉」とともに暮らすために、一日一言、珠玉の言葉集をどうぞ。
『上機嫌な言葉366日』
著者:田辺聖子
出版社:海竜社
ご機嫌に目覚めて、上機嫌に一日を過ごし、もっとご機嫌になって眠りにつく。きっとこれ以上幸せなことってない。その日に会った人、一緒に過ごした人がこのうえなく上機嫌だったらすごくうれしい。そう、「人生で人間の上機嫌はいちばんすてきなもの」だから。
そんなすてきな気分もじつははかないもの。それならなおさら不機嫌はやめていつもご機嫌でいなくちゃもったいない。ご機嫌をとりあい甘やかし合って。とくに男と女が仲良くいるためには……。
「なるべく、人生、〈いそいそする〉ことが多いといいんだけどな。」(『愛の幻滅』より)心を奪われるのも気を取り直すのも上機嫌でいるための秘訣。それからいそいそとすることも。
人生、恋愛、結婚にまつわる深い言葉がいっぱいつまっています。とくにこの言葉、何度読んでも愛おしさで胸がきゅーっとなります。
「男は犬に似ている。場所ふさぎでカサ高いわりに、甘エタで、かまってやらないと淋しがってシャックリをする。」(『人生は、だましだまし』より)。
毎日機嫌よく、ちょっとのことは目くじら立てずだましだましいきましょう。
Love, まっこリ〜ナ
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