今日のカフェボンボンの本棚は、『絶望手帖』。
あえてネガティブな言葉を集めた名言集。太宰治、カフカ、紫式部、ゴッホ、手塚治虫、茂木健一郎、辛酸なめ子、堀江貴史……。きれいごとは一切なし。むき出しの一言が心に突き刺さる!
『絶望手帖』
発案:家入一真/編集:絶望名言委員会
出版社:青幻舎
「暗黒のなかだからこそ、一点の遠い灯に心がふるえるのである。」五木寛之『大河の一滴』より。
どん底に落ちたとき、そっと上を見あげればうっすら光が射している。顔をあげてごらん、小さな光を感じてみて。いくつもの言葉がそう気づかせてくれる。
「男と女、会って三回め以内に何も起こらなければ、ずうっと友だち。」林真理子『美女に幸あり』。「愛が空から降るわけないんだよ諸君。」ニューハーフのOL・maisyaのTwitter。「バイトの先輩が全員年下。」匿名希望のフリーター男性の言葉。
ああ、苦い。でもポジティブな教えだけが人を励ますわけじゃない。厳しい言葉に吹っ切れることもある。きっと朝はくる!
本書に込められたメッセージは「絶望からはじめよう」。苦悩や挫折のその先にあるものを信じて、この本を開いてみてください。
Love, まっこリ〜ナ
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