一年にたった一度、おり姫星とひこ星が天の川を渡って会える日。
今日のカフェボンボンは、七夕のイメージで選んだ本を。
ボーイ・ミーツ・ガール。
時を超えた愛。
このロマンチックなSF作品集『ジョナサンと宇宙クジラ』の著者は、『たんぽぽ娘』で知られる、SFの詩人ロバート・F・ヤング。ファンタジックでナイーヴ、愛に満ちた物語で、長年にわたりファンの心を魅了し続けてきました。
2339年、ジョナサンは銀河の果てで宇宙クジラと出会う。宇宙の暗黒に落ちながらジョナサンが思うのはあとに残してきたもの。光と笑いと愛のこと、のぼる朝日としずむ夕日のこと、恋人のこと……。
気持ちが沈んでいるとき、胸がズキンとするとき、私はSFを読みたくなる。とくにヤングの物語は効きます。心の痛みにそっとやさしく触れられたように。
表題作をはじめ「魔法の窓」「空飛ぶフライパン」「ジャングル・ドクター」など全10篇を収録。現在は上の写真の表紙に変わっています。
永遠の名作『たんぽぽ娘』もぜひどうぞ。
『ジョナサンと宇宙クジラ』
著者:ロバート・F・ヤング/編・訳:伊藤典夫
出版社:早川書房
七夕に。
Love, まっこリ〜ナ