今日のカフェボンボンの本棚は、『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』。
世界中で大ブームとなった『ミレニアム』三部作。シリーズは著者の急死によりやむなく終了。しかし、新たな作者が作品を引き継ぎ第四部を刊行。ドラゴン・タトゥーの女・リスベットがよみがえった!
『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)』
著者:ダヴィド・ラーゲルクランツ/訳:ヘレンハルメ美穂・羽根由
出版社:早川書房
全く別の作家がこれだけ有名な作品の続編を書く。天才ハッカーのリスベット・サランデルという特異な主人公とジャーナリストのミカエルをめぐる予想不可能で衝撃的、めくるめくような物語を再生できるのか。
不安な気持ちで読み出したけれど、『ミレニアム』の世界は健在、圧倒的なストーリーにすぐ引き込まれた。
今回、鍵となるのは人工知能の世界的権威が握る重大な秘密。彼と幼い息子に身の危険が迫りくるなか、おなじみのふたりが悪に果敢に立ち向かう。
物語のトーンは少し変わったけれど、それはまたそれで楽しめばいい。何よりリスベットというあまりに魅力的なキャラクターに再会できたことが嬉しい。
このシリーズを読み出したら何もかもそっちのけ、物語に没頭すること間違いなしです!
『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)』
著者:ダヴィド・ラーゲルクランツ/訳:ヘレンハルメ美穂・羽根由
出版社:早川書房
Love, まっこリ〜ナ
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