おはようございます。
シアトルでは今日が3月11日。
東日本大震災から5年が経ちました。
日本時間の3月11日3時前(シアトルでは3月10日夜10時前)
なんだかソワソワとした気持ちのまま
友達のSNSをただ眺めていました。
5年前のあの日、実家のある福島県会津若松市で働いていた私。
いつもと変わらない(いつもより少し暖かい陽気の)金曜日の午後
今までに経験したことのない大きな揺れを経験しました。
同じビルの中にいた人たちを避難させ
家族や友人の安否を確認し
水道管が破裂した社内の後片付けをしながら
他のエリアがどんなことになっているかとか
これから起こる未曾有の危機についてなど
全く考えない、『いつもより少し忙しかった金曜』を終え
帰路に着きました。
それからのことはみなさんのご想像の通り。
同じ福島県でも、山に囲まれた会津若松は
地震の被害も、原発の被害も
他のエリアと比べたら少ないにも関わらず
スーパーやコンビニから食べ物が消えたり
まだまだ寒い雪国で灯油やガソリンが不足したり。
母、原発付近に住んでいた親戚との同居を決め
2人家族が一気に7人家族になったり。
あんなに春が来るのが待ち遠しかった3月はなかったかも。
でも、不思議なものですね。
桜が咲くと、日本人である私たちは少しだけ心が救われ
夏になると、少しずつ笑顔を取り戻し
秋にはお米の全袋検査など
これまた厳しい難題を抱えながらも
みんなで葛藤したり、嘆いたり、闘ったり、仲直りしたりしながら
問題を1つずつ解決していくそんな1年間だった気がします。
そんなことを繰り返して
今年も私のふるさとには桜が咲くんだろうなぁ。
そして、大切な街に住む
大好きな人たちや、観光客のみなさんを笑顔にしてくれるはず。
ふるさとを離れ、1人外国で暮らし始めて約2年。
3月11日がきて、震災で亡くなった方たちを思うとき
1人ぼっちで時差もあるところにいて
フラストレーションがたまりますが
それでも、『私』がふるさとを思うこと。
朝時間.jpで、私の記事を読んでくださってる『みなさま』が
岩手や宮城、そして私のふるさと福島に思いを馳せてくださることで
『その場にいないことで感じる罪悪感』みたいなのが
少しだけ薄らぐような気がしました。
今日は、長い長い、そして
あまり元気が出るような内容でなくてごめんなさい。
「震災を忘れない」
言うのは簡単。(岩手・宮城・福島の)私たちは決して忘れないでしょう。
でも、直接関わりのないみなさんにはちょっと遠い話かも。
先日の台南の地震のときに、市長が仰っていた
「心配しないで、台南は大丈夫。
一番の支援は台南に遊びに来ることです」を思い出したので
会津の方言『さすけねぇから、遊びに来てくなんしょ』
=(私たちは)大丈夫だから心配しないで遊びに来てください。
4月の末にはきっとお城の桜がキレイに咲くはず。
都内からでも1泊旅行にピッタリな会津若松に遊びに来てください♬
それではみなさま、どうぞSweetな1日を♡
読んでくださってありがとうございました!