今日のカフェボンボンは、『藤田理麻の小さな黒い箱』。
NY在住の人気画家・藤田理麻の作品とエッセイ集。美しい絵に秘められたメッセージと、奇跡のような体験に心を癒されます。
『藤田理麻の小さな黒い箱』
著者:藤田理麻
出版社:KKベストセラーズ
花で埋まった地球の上に寝ころぶ少女や、ピンクのオーラを発する女性。あたたかな光に包まれた理麻さんの絵は、大きな力で星や宇宙とつながっているかのよう。
題名の「小さな黒い箱」は、心理学用語だそうです。苦しみや悲しみでいっぱいの小さな黒い箱を、誰もがおなかの中に隠している。箱のふたを開け、中身を解放してあげる勇気をもって。そうすれば、自分を本当に癒すことができる……。
黒い箱の「朝時間」は、息。
深く息を吸って、体内に宇宙のエネルギーを流し込む。
先月、東京で開催された個展のテーマも「息」でした。一輪のバラの花びらや月桂樹の葉に、深呼吸する空気の中に宿る、美しい神秘。目には見えない大きなパワーに身をゆだね、あるがままの自分を愛する喜びに満ちた本です。
Love, まっこリ〜ナ