お弁当を作りたいけど時間がない…そんな悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか?でも、実はテクニックさえ知っていれば、朝のたった10分もあれば余裕で美味しいお弁当が作れちゃうんですよ!
今月発売の『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』(文藝春秋)の著者で、大人気料理家の井上かなえさんに、お弁当作りの「時短テクニック」を教えてもらいました。さらに、仕事と家庭とを両立されている井上さんに時間管理の方法も伺いましたよ。
テクニック1:ついでの下準備
前日の晩ごはんの支度のついでに何を作るかおおよその献立を考え、包丁で切ったり、下味を絡めたりとひと手間をすませておくこと。
テクニック2:「常備菜」を用意
常備菜が何品か冷蔵庫にあると楽ちん!大葉やミニトマトなどの素材も、洗ってタッパーに入れておくなどするだけでも朝は時短になります。
テクニック3:調理器具のお任せ料理
レンジ調理やグリル調理を活用して、ほっといたら出来る一品を献立に入れる。
確かに、朝の忙しい時間帯は”考える”より”やるべきことをこなす”ほうが効率的ですね。一見ささいなことに感じる「野菜を洗っておく」ということも、洗った後に水気をきったり、調理道具を出したり、地味に作業も増えているので手間は大幅カットできているのかも。この積み重ねが時短に繋がるんですね!
オススメレシピ 『きのこの旨煮』
材料(作りやすい分量)
- まいたけ 100g
- エリンギ 100g
- 【A】みりん、醤油 各大さじ1ずつ
- 【A】桜海老 大さじ1
作り方
- まいたけ、エリンギはそれぞれ食べやすい大きさに切る。
- 鍋に1のキノコとAを入れて火にかける。時折かき混ぜながらキノコのかさが減ってしんなりするまで煮詰める。
※冷めたら保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、5日以内に食べ切る
井上かなえさんに朝美人インタビュー!
3人のお子さんのママであり、料理ブロガーとして大活躍の井上さん。働くママとして、時間の使い方で心掛けていることを教えてください。
スケジュールは朝一番に確認し、必要ならばToDoリストを作成します。今日作らねばならないものや、試作しなければならない料理なども一覧にして冷蔵庫など目立つ場所に貼っておき、終わったものはチェックしていきます。
朝の時間は特に、娘たちも勉強タイムになっているので、3人がそれぞれ静かに机に向かって集中する時間になっています。
井上さんの一日のスケジュールを教えてください。
5:30 起床、部屋の片づけをしながらお弁当を作る。
6:00 お弁当おかずを冷ましている間に、洗顔や歯磨き、洗濯など。娘たちを起こす。
6:30 お弁当箱に詰めながら朝ごはん作り。娘たちはこの時間、食卓で朝勉強をしています。
7:00 娘とわたしたちが朝食とメールの返信。スケジュール確認など。
8:00 オット、長男が朝食。洗濯物を干す、掃除機を掛ける。
8:30 ブログ記事を書き始める→9時半から10時くらいに更新。
10:00 コラム記事を書いたり、レシピを書いたり、ブログ記事を書いたり(1日に何回も書いては下書きの状態に。分けて書いているので)引き続きパソコンに向かう。
11:00 食材などの買い出し。
12:00 昼食と休憩。
13:00 料理の試作、撮影、レシピのパソコン入力など。
17:00 晩ごはんの支度。 合間にブログやレシピを書く(分量、作り方などメモ代わりに)
18:00 晩ごはん
19:00 メールの返信や翌日のスケジュール確認など。
20:00 お風呂
20:30 読書 (この時に娘にマッサージをしてもらっている)
23:00 オットの晩ごはんの支度、片づけ。翌朝の米を研いでセット。
23:30 就寝
『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』
『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』(文藝春秋)
豚の薄切り肉、鶏肉、キャベツ、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ・・・など、いくつかの、冷蔵庫などによくある素材だけで、いかに豊富な弁当バリエーションを作り分けるかにこだわった弁当レシピ本。電子レンジ、魚焼きグリル、フライパンなどの同時活用で、朝10分でラクラク作れるのに、 味にも見た目にもシビアな、中高生女子にも「おいしい、かわいい~」と、喜ばれるお弁当ばかり。レシピ数約200掲載!
お弁当ライフが楽しくなる魔法 「朝10分、あるものだけで」作るコツ