お弁当は作りたいけど忙しくて時間がなくて作れない、いつも似たようなメニューになってしまう、結局夕ごはんの残りもを詰めるだけ、お弁当の悩みって尽きませんね。食事は一日3回しかありません!自分のためでも、誰かのためでも、せっかくならおいしいお弁当を作っておいしくランチタイムを過ごしましょう。
今回は『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』(文藝春秋)の著者で、大人気料理家の井上かなえさんに、お弁当作りの基本と時短テクニックを教えてもらいました。まずは「お弁当作りで押えておきたい3つの基本」からご紹介します!
基本1 清潔第一!安全第一!
「食材を素手で必要以上にさわらない、汁気の多いものは水気をきちんと切って入れる、おかずは完全に冷ましてから詰める。夏場は保冷剤を付ける。
また、子どもにもお弁当の保管場所について、直射日光のあたるところに置いてはいけないことや、長時間置いてはいけないこと(お昼に食べ損ねたから夕方食べるなどは危険だよと)、などなどを話しておきます。」
お弁当の料理を作ってから冷ましている間に、朝食を摂ったり身支度を整えて、出かける前にお弁当箱に詰めるとよさそうですね。
基本2 食べるのはいつ?どんな状況か?を考える
「冷めた状態で食べるのがお弁当。冷めてもおいしい味付け、冷めたから美味しいおかず作りや、ご飯の詰め方にも気を配ります。あまりにぎゅうぎゅう詰めだと、お昼になるころには四角いご飯の出来上がり…。」
味がしっかりついている料理は冷めた状態でも美味しく食べられますよね。ごはんの詰め方まで気を配れたらお弁当マスターですね!
基本3 「食べる人のこと」を考える!
「作りやすいかどうかだけではなく、美味しさはもちろん、好みや食べやすさ、組み合わせ、見た目など。食べる相手のことを考えて作ること。」
野菜の切り方を少し工夫するだけでもお弁当の食べやすさって変わりますし、茶色一色より、彩り鮮やかなお弁当の方が食欲も増しますよね!
お弁当って愛情の塊ですね。家族やパートナーに作るお弁当はもちろんですが、自分のためのお弁当も、”朝の私”から”お昼の私”への思いやりです。毎朝のお弁当作りのハードルが高い方は、まずは週1回というスタートからでもお弁当生活はじめてみませんか。
オススメレシピ 『豚肉のシメジのマヨ焼き』
材料(1人分)
- 豚ロースしゃぶしゃぶ用肉 100g
- しめじ 1/2パック
- 塩コショウ 少々
- マヨネーズ 大匙1
- 醤油 小さじ1
作り方
- シメジは石づきをとって小房に分ける。
- フライパンにマヨネーズを絞り、火にかける。豚肉を入れてマヨネーズに絡めながら焼き、色が変わってきたらシメジを加えてしんなりするまで炒め、塩コショウ、醤油を振って全体に絡める。
『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』
『てんきち母ちゃんの 朝10分、あるものだけで ほめられ弁当』(文藝春秋)
豚の薄切り肉、鶏肉、キャベツ、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ・・・など、いくつかの、冷蔵庫などによくある素材だけで、いかに豊富な弁当バリエーションを作り分けるかにこだわった弁当レシピ本。電子レンジ、魚焼きグリル、フライパンなどの同時活用で、朝10分でラクラク作れるのに、 味にも見た目にもシビアな、中高生女子にも「おいしい、かわいい~」と、喜ばれるお弁当ばかり。レシピ数約200掲載!
お弁当ライフが楽しくなる魔法 「朝10分、あるものだけで」作るコツ
インタビュー第2弾では「お弁当の時短テクニック」を教えてもらいます!(10/7(水)更新です)