医師 窪田祥吾さん
朝は新年のような気持ちになれるとき! 毎日生まれ変わっているような感じです♪
夜が明けて、朝日が昇る瞬間…ああ、生きているな~って。こんな美しい現象が毎日起こるって、本当に素晴らしいことだと思います。
プロフィール
大阪生まれ。タイで出家、インドで寺生活送るが、22歳で煩悩は否定しないと決心。米国の大学在学中、コンタクトインプロヴァイゼーションというコンテンポラリー・ダンスを始め、帰国後はクラス、公演などを行う。
現在、医師3年目。小学校で命の大切さを伝える授業などをする。将来は小児国際保健に携わりたいという志を持っている。
まだ街が起きだしてきていない時間に起きていることが、“私だけ”という自由な感覚を味わえていいですよね。
僕は旅が大好きなのですが、初めての土地で、日の出前から街が少しずつ目覚めてすっかり賑わうまで見届けると、「街」という一つの大きな生命体の目覚めが見られたようで、とてもすがすがしい気分になります。
そのために、旅行中は、昼寝をしてでも日の出前に起きたり、明け方着の夜行列車を使ったりしていました。
自宅での普段の生活の中でも朝起きる時が楽しい。カーテンを全開にして(夏には窓も開けて)寝ます。空がうっすら明るくなり始めて朝の香りがする頃に、意識が波を立てずに水面にすうーっと出てくるように目覚めます。すると、「目覚める」前に寝息や心音など自分の体内の音に気付く程に感覚が研ぎ澄まされ、まるで「目覚める」自分をもう一人の自分が見守っているかのような感覚を覚えます。地味ですが、この覚醒のプロセスを楽しむのが朝の楽しみ方です。
しかし寝不足が続く平日朝は、目覚まし時計で突然ドバッと水面まで急上昇です(笑)
写真左: 朝日が入ってくる部屋の窓 写真右: 朝ごはん
一日が始まると、人からの電話があり、予想していない予定が入り、なかなか自分の時間を確保できません。なので、一日一回必ずすることは、朝起きて一番に行います。
働き出してから趣味のダンスをする時間も減ってしまったため、ストレッチなどで体を動かしてから一日がスタート。コーヒーで目を覚ましながら、フランス語やスペイン語など外国語を学ぶ勉強タイム。仕事に出る頃には、すっかり体も頭もすっきりしていますね。
東の窓から飛び込んでくる朝日です!
この地球上唯一のエネルギー源である“朝日”が、まぎれもない僕の元気の源なんです。日の出を見るといつも思うことは、これが一年に一回の現象だったら、どんなに大きな行事になるだろうか…なんて。この瞬間のために、世界中が待ち構えていて、老若男女が東を向いて息を呑んで目を見開くだろうなって。
こんな美しい現象が毎日起きているなんて。ベランダの外に出て、「うおー、今日も生きてるー!」と叫んでやりたい。
それからもう一つ。曇っている日の元気の源は、朝会う人との「おはよう」の一言!
写真: イランにて 公園のベンチで日の出を見届けるおじいさん達
どうも元気が出ない日も確かにあります。そんな時も、いつも通りストレッチをしてから言語の勉強して、出勤します。こんな時、毎日決まってすることがあると逆に助かります。
元気になるのを待つよりも、動いていれば心も体も後からついてくることもありますから。
僕はそんなに特別な朝は過ごしていませんが、朝は特別な時間だと思っています。
仕事で一晩眠らない日も、朝になると必ず「起きて」新しい一日が始まる…。
大晦日にこの一年でできなかったことを許して、元旦に新たに今年の抱負を掲げるように、毎日新しくやり直すチャンスとして、必ず訪れる朝は、とてもありがたいですね。
写真: 自宅のベランダで朝日を浴びつつ、朝ごはん
BIALETTI /ムッカ エキスプレスヴェトロ
大好きなカプチーノがすぐに作れなんて、すぐれものですよね! 同じものを買う>>
電子レンジが使えるサーモマグ♪ ウォールマグ(タンブラー)
タンブラーはよく使うけど、そのままもう一度温められるなんて…一休さんもびっくりですね!同じものを買う>>
カスピ海ヨーグルト 手作り用種菌セット
今流行り(?)の「“持続可能”な朝ごはん」って感じがして、いいですね。 同じものを買う>>
朝美人のある一日の過ごし方
窪田祥吾さん(医師)
今回の朝美人さんは、と~ってもアクティブな医師・窪田祥吾さんです。
旅が大好きだという彼は、世界各地で朝を迎えた、素敵な体験の持ち主。毎朝生まれ変わった気持ちで1日をスタートしているという彼の、シンプルだけど奥深い朝の過ごし方は要チェック♪朝はやっぱり大切なひとときなのだと実感できそう。