今日のカフェボンボンは、『理科室の日曜日』。
ビーカーや三角フラスコ、人体模型たちが大活躍する愉快な物語。日曜日の学校をテーマにした人気シリーズの一冊です。
『理科室の日曜日(わくわくライブラリー)』
作:村上しいこ/絵:田中六大
出版社:講談社
日曜日の学校ってじつはどんな感じなんだろう? 誰もいない教室はし〜んとして、ほこりっぽい匂いがするのかな。いろいろな道具が置いてある特別教室は? とくにあの人体模型のいる理科室は……。
せんねん町のまんねん小学校では、理科室のみんなで水泳大会をしていたの。長い流しに水を張って、第一のコース、ビーカーくん、第二のコース、アルコールランプくんという具合にね。でも、あらら? 第三コースの顕微鏡が見当たらない。
人体模型がようすを見にいくと、顕微鏡は図書室で本を読んでおりました。なんだか元気のない顕微鏡に「泳がへんの? さいきんのけんびきょう、ちょっとおかしいで」と人体模型は心配そう。顕微鏡の悩みを知ったみんなは、仲間を励まそうと一致団結、知恵を絞るのですが……。
三角フラスコやアルコールランプ、ビーカーにスポイトやピンセット。ピカピカで整然としたイメージの理科の実験道具も、まんねん小学校ではみんな大阪弁のノリ。田中六大さんの描くキャラクターは、本当に愛嬌たっぷりです。
「日曜日の教室」シリーズは現在、理科室のほか、音楽室、図書室、給食室、保健室の4作が発売されています。もうすぐ新刊『体育館の日曜日』も発売予定ですのでお楽しみに。
日曜日ののんびりした気分にぴったりの本でくつろいでくださいね。
楽しい日曜日を!
Love, まっこリ〜ナ