中国の書店。
赤い一角があります。
共産党系の書籍がずらっと並ぶ一角。
とはいえ中国には日本から持ち込めない書籍が多く、
共産党批判につながるような書籍は発禁となります。
そのため中国の作家が外国で書いて出版した書籍など、中国では発禁、しかし日本では普通に買うことが出来ます。
色々な視点の本があるため、日本から中国へ引っ越す時の検閲なども結構厳しいものになっているようです。
そんな中、ひょんなことで巡って来たこの書籍。
これも中国では発禁、読んではいけない本です。
中国人が外国で執筆したこの本は、
周恩来の晩年がドキュメンタリータッチで書かれた本。
当時のことがとてもよく分かります。
北京で生活していると、
共産党的思想というものが常に流れているのを感じます。
それは上海やその他の都市よりも確実に流れている気がします。
そんな共産党に関することを、ここで生活する以上はたくさん知りたいし、知るべきだと思っているので、こうやって中立的立場で書かれた書籍が巡って来ることは嬉しいことです。
ちなみに、中国の書店は「立ち読み」ならぬ「座り読み」が常識。
どの書店でも地べたに座って書籍を読む光景があります。
書籍に娯楽や知識を求めるのは、
国籍も年齢も関係ありません。