File119 久保河内さなえさん
出版社でパワフルに働く久保河内さんにとって、朝時間はどのようなものですか?
朝起きたら、一番に窓をあけて空を見上げるようにしています。季節によって空が遠かったり近かったり、そんな変化も感じながら、新しい1日が始まるのを意識します。忙しいとついつい昨日の生活リズムをひきずってしまいがちで、頭の中もリセットする事なく今日が始まってしまいます。でも、空を見上げる事で、昨日のコンディションが悪かったとしてもまた今日も頑張ろうと思える。24時間おきに気持ちをリセットしている感じです。
これだけで1日を過ごす、気持ちにも余裕が生まれます。
半年ほど前から朝時間の使い方を見直されたそうですが、キッカケと変えてよかったことを教えてくだい。
毎日残業続きで、平日に自分の時間は皆無に等しい日々が続いていました。それなりに充実はしていましたが、もう少しゆとりというか、自分の時間が欲しいと思ったのがきっかけです。
夜は頭も疲れた状態ですから、朝起きて「仕事と関係のない事をしてみよう」と思いました。新聞記事などをスクラップしたり、気になっていた本を読んだり、ネットで調べものをしたり。朝のこういう時間を持つ事で、平日の生活にメリハリができましたね。明日の朝したい事があるから、夜はさっさと寝てしまう。時間効率が良くなったと思います。
朝に欠かせない習慣や、こだわりを教えてください。
お水も飲みますが、梅醤をお湯でといて飲みます。梅味のお茶のようなものですが、体の冷えを改善してくれたりするそう。朝一番の空腹時に飲んでいます。もともとマクロビオティックで使われる食材ですので、体に優しいですしね。あとは簡単なストレッチや運動。
気分で内容は変えます。
わたしだけのとっておきの朝の楽しみを教えてください。
朝ご飯をゆっくり食べながら、植木を見るのが好きなんです(笑)。
お気に入りのパン屋さんのパンとヨーグルトが基本メニュー。
時間に追われず、考えごとをする朝って贅沢な過ごし方とも言えます。自分との対話の時間になってますね。自分がやりたいことや自分の周りの人のこと。仕事でキツい時などの気持ちの整理などです。植木も頑張って生きているんだから、自分も頑張ろうって思えてしまう(笑)。
朝時間.jpをご覧のみなさんにメッセージをお願いします。
朝の1時間が自分にもたらしてくれるもの、一番は自分と向き合う時間を作れることですね。気持ちの整理ができるって、慌ただしく忙しい日々を送っている人にこそ必要だと思うんです。自分リズムの軌道修正になるし、毎日気持ちもリセットできるし。だからこそつらい時も頑張れる。
人には平等に24時間しかないので、それをいかに贅沢に、有意義な結果に導く使い方ができるのか?って思うと“朝時間の使い方”という意外と簡単にできるところにありました。
是非皆さんも、朝の1時間から“自分時間”をつくってみてはいかがでしょう?
朝美人のある一日の過ごし方
久保河内さなえさん(マーチャンダイザー・DRESS EC部)
今回のインタビューはMD・DRESS EC部としてご活躍の久保河内さなえさん。残業続きだったからこそ朝時間を見直したという言葉に納得。全力でがんばるという状況は、短時間でもいいから心に耳を傾けることができてこそ継続できるものではないかと思います。 |