File113 精進料理研究家 麻生怜菜さん
朝食は手抜きもOK!ゆる精進料理もマグカップ調理でお手軽に♪
とっておきのお楽しみ、和菓子おめざのイチオシはあの食材! プロフィール1982年、長崎県生まれ。夫の実家がお寺であったことをきっかけに、お寺行事食に関わり、伝統的な和食に興味をもつ。 |
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まずはコップ1杯の水を飲んでから、一日がスタートします。寝ている間に汗をかくので、水分補給し、溜まった老廃物を出す気持ちで。できれば常温の水を飲んで、カラダを冷やさないように心がけています。
その後、窓を開けて部屋の空気の入れかえ、プランターのハーブに水やりをして、洗濯機を回し始めると娘が起きてくるので、授乳や日光浴をして過ごします。 娘が機嫌よく遊び始めたら、私の朝ごはんの時間。ゆとりのある時は、ご飯、お味噌汁、お豆と蒸し野菜のサラダ、旬のフルーツなどを食べたりします。あまり時間のない時は、豆乳と冷凍フルーツをミキサーにかけて、豆乳フルーツスムージーを飲みます。朝食後は、洗濯干しや・食器洗い・掃除などの家事を済ませます。 |
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朝起きたら必ず水を飲んでから一日を始めること。朝ごはんに旬の果物を食べることは、毎日欠かさない習慣です。果物の果糖は、体への吸収が早くエネルギーとなるので、午前中にしっかり活動できるよう、心がけて食べています。
お気に入りのアイテムは、ジュースミキサー。ミキサーがそのままコップにもなる小さいものを愛用しています。スムージーを作るのにぴったりで、作ってそのまま飲め、洗いやすいサイズなのも、長く使い続けられるポイントだと思っています。
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朝に和菓子を「おめざ」として食べることです。職業柄、和菓子をお取り寄せしたり、作ったりすることが多いのですが、遅い時間に食べると太りそうで・・・夕方以降に買ってきたもの、試作で作ったものは、翌朝の楽しみにしています。「明日の朝、この和菓子を食べよう!」と思って寝ると、翌朝は起きた瞬間からテンションが上がります!
また、和菓子によく使われている小豆は、不足しがちなミネラルが含まれ、食物繊維が多いので、甘いものが食べたい時にオススメです。
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精進料理を作ることは、お寺では「修行」の一環と認識されているところが多いようです。この場合は、工程を省略せず、丁寧に作ることを重視するので、家庭で真似るにはハードルが高い料理かもしれません。しかし、精進料理を食べ歩いてみると、ヘルシーかつ栄養バランスが整っていて、まさにダイエット中にもオススメできるものばかり。我が家でも精進料理を作ってみよう!と思い、できるだけパパッと作りやすく、かつ現代に合うように味つけしたのが「ゆる精進料理」です。朝は、さらに時間がないことが多いので、時短調理は必須!味噌汁を作る時間がなければ、乾物のとろろ昆布と、醤油をマグカップに入れて、電子レンジで加熱するだけ!など、とにかく簡単で美味しいものを追求しています。
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大豆などに含まれる良質なたんぱく質や、食物繊維・ビタミンたっぷりの野菜を、朝ごはんにとりいれて、元気に一日をスタートさせてください。毎日続けられるように、時短・手抜きもしながら、頑張りすぎずに継続の心がけが大切だと思います。
朝ごはんにも使える、簡単・美味しい・ヘルシーなレシピ本、「あそれい精進料理心と体がホッとする“ゆる精進料理”」(幻冬舎)、ぜひ参考にしてみてください。
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朝美人のある一日の過ごし方
麻生怜菜さん(精進料理研究家)
今回のインタビューは、精進料理研究家の麻生怜菜さん。精進料理は難しいイメージでしたが、普段の生活に取り入れられるといいものですね。マグカップ調理のスープはアレンジも簡単そうなので、ぜひ真似したいです。 |