なにかと忙しいシーズンですが、ひとりで過ごす時間は大切にしたいもの。ほんの短い時間でも、読書タイムを確保して、心をリセットしましょう。
そんなときおすすめなのが、北欧の絵本『みまわりこびと』。スウェーデンの妖精・こびとのトムテの物語が心を鎮めてくれます。
『みまわりこびと』
作:アストリッド・リンドグレーン/絵:キティ・クローザー/訳:ふしみ みさを
出版社:講談社
『長くつ下のピッピ』や『ロッタちゃん』で知られるリンドグレーンが、1960年代に書いたトムテの物語が新たによみがえりました。
みまわりこびとは、北欧の農家の守り神。長い冬の夜、真夜中になると、雪に閉ざされた農場をそっと見回っています。
馬小屋や納屋を見回りながら、動物たちにこびとの言葉でささやくのです。こびとの声に耳を傾ける動物たちは、とても幸せそうな表情をしています。
みまわりこびとの「朝時間」は、雪の上に残る小さな足あと。まだ町が眠っている夜明け前にこのお話を読むと、みまわりこびとの気配が感じられる気がします。
妖精トムテの愛らしい本。贈り物にもおすすめです。クリスマス・シーズンにぜひ手にとってみてください。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>