今日のカフェボンボンは、一匹のカメレオンが自分だけの色を探す物語。
「色の魔術師」レオ・レオニの真骨頂ともいえる絵本です。
『じぶんだけのいろ いろいろさがしたカメレオンのはなし』
著者：レオ＝レオニ／訳：谷川俊太郎
出版社：好学社
もし自分の色があるとするなら、それは何色？
華やかなピンク。
輝く紫のオーラ。
透明な海の色。
それとも…まっさらな白？
周囲の色に合わせて体色を変えるカメレオン。ほかの動物には自分だけの色があるのに、どうしてぼくだけ違うんだろう。思い悩むカメレオンだけれど、体の色を次々と変えるようすはレオニのマジックのよう。
黄色になるのはレモンの上、紫はヒースの茂み。楽しい空想がどんどんふくらんで……。レオニが色の魔術師とよばれるのは、そのイマジネーションの素晴らしさにあると思う。
小さな生き物を愛したレオニのやさしさあふれる名作です。
東京・渋谷で開催中の『レオ・レオニ 絵本のしごと』展がまもなく終了します。絵本の原画約100点、油彩、彫刻なども展示した展覧会です。機会がありましたら、ぜひお出かけくださいね！
2013年 8月4日（日）まで 会期中無休
東京都渋谷区 Bunkamuraザ・ミュージアム（東急本店横）
巡回も予定されています。
北九州市立美術館分館 2013年12月7日〜2014年2月16日
刈谷市美術館 2014年4月26日〜2014年6月8日
Love, まっこリ〜ナ
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