今日のカフェボンボンは、『新幹線のたび』。
新幹線に乗って日本を大縦断するパノラマ絵本です。帰省や旅行で新幹線を利用するみなさん、ぜひ手にとってみてください!
『新幹線のたび 〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』
著者:コマヤスカン
出版社:講談社
新青森から鹿児島までの新幹線の旅。春休み、はるかとおとうさんは、鹿児島のおじいちゃんとおばあちゃんに会いに行きます。
早朝、新幹線「はやぶさ」に乗り込んで新青森駅を出発、新大阪駅で「のぞみ」に、新大阪駅で「さくら」に乗りついで、目的地の鹿児島中央駅へ。著者のコマヤスカンさんは、新幹線の通る風景をパノラマで細かくていねいに描いています。
日本の国土にこれほど多くの山々や川があることをあらためて実感しました。複雑に入り組んだ地形を縫うように走る新幹線。「ここからトンネルに入って、ここで出るんだ!」そんな驚きの連続です。
お城など名所もたくさん登場します。東京スカイツリーも鎌倉の大仏さまも出てきます。東海道新幹線から、一瞬、琵琶湖が見えると初めて知りました。景色は目まぐるしく変化し、季節も移っていきます。一日でその変化を体験できるのが、新幹線の醍醐味ですね。
本書には、大地震と大津波で壊滅的な被害を受けた地域も描かれています。あの日までそこに在った美しい海や町。この絵本がその証でもあります。
新幹線の旅の「朝時間」は、早朝、新青森駅を発つ「はやぶさ」。
本のお供には、駅のスタンドの熱いコーヒーを。汽車を待ちながら飲む目覚めの一杯。旅の始まりに期待が高まります。
Love, まっこリ〜ナ