おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。
12月は、キッチンが1年でいちばん忙しくなる季節。イベント料理や作り置き、年末の買い出し……気づけば食材も道具も増えやすい時期ですよね。
そんな今こそおすすめなのが、「キッチンのゆる片付け」。大掛かりな作業をしなくても、“今年ほとんど使わなかったもの”を見極めるだけで、来年のキッチンがぐっと使いやすくなるんです。
今日は、年末のタイミングだからこそサクッとできる見直しのポイントを3つご紹介します。
【1】“1年間の使用頻度”で判断すると迷わない
キッチン道具は、「いつか使うかも」と残しがちなモノの代表格。
たとえば、こんなモノはありませんか？
- 結局ほとんど出番のなかった大きめの鍋
- 使いにくくて避けていたフライパン
- 年に1度のイベント用に買ったけれど使わなかった型や調理グッズ
【before】
【after】
これらは、年末の忙しさの中でも“自然と使わなかった理由がはっきり見える”ので、手放す判断がしやすくなります。「今年どれくらい使った？」という軸で見直すだけで、迷いがぐっと減りますよ。
【2】ストック類の優先順位は“賞味期限の近さ”
年末は調味料や食材のストックが増えがち。まずは賞味期限が近いものを前に出すだけでも、使い忘れ防止になります。
特に見直したいのは、次のようなストックです。
- 1つ使い切る前に買い足してしまった調味料
- 気になって買ったものの、開封していないスパイス
- 奥のほうで眠っていた乾物
- 冷蔵庫の“使いかけ食材”
【before】
【after】
12月は料理の機会が増えるので、ちょっと工夫すれば消費しやすい時期。「年内に使い切れそう？」という視点で優先順位をつけてあげると、無理なくスッキリできます。
【3】暮らしに合わせて“定位置をアップデート”
片付けが進むと、「実はここにあったほうが使いやすい」ものが見えてきます。
たとえば、こんな見直しがおすすめ。
- 使用頻度の高い調味料をコンロ横にまとめる
- よく使うキッチンアイテムを手前に収納する
- 使わない道具を別の場所に移すor手放す
【before】
【after】
12月は、今年の暮らし方を反映しながら“来年の自分がラクになる配置”に整えるチャンスです。
定位置が変わると、片付けやすさ・料理のしやすさが一気に変わるので、年末の見直しにぴったりですよ。
まとめ
大掃除ほど気合を入れなくても、「使わなかったもの」「使い切りたいもの」「定位置の見直し」の3つに絞るだけで、キッチンは驚くほど使いやすくなります。
忙しい年末こそ、深呼吸するような“ゆる片付け”でOK。1年がんばったキッチンに「ありがとう」の気持ちを込めて、軽やかに新年を迎えましょう。
わたし自身、整理収納アドバイザーになった今もトライ＆エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。
4年間の集大成！整理収納のプロの「キッチン収納」のポイント5つ
おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。わが家は入居して4年になります。入居当初は、息子が誕生したばかりだったので、家中がごちゃついていました。そこから少しず…
☆この連載は＜隔週金曜日＞に更新します。次回もどうぞお楽しみに！
