「年末年始、気づけば散財…」を防ぐ!楽しさそのまま5つの節約術

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。

年末はクリスマスや忘年会、年始はお正月の準備や新年会などで出費がかさみやすい時期です。

気づけば財布が軽くなり、年明けから家計に響く…そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、楽しみはそのままに出費を抑えるための5つの節約術をご紹介します。忙しい人でもすぐ取り入れられる実践的な方法をまとめました。

【1】クリスマスプレゼント代を抑える!「シェア型ギフト」で節約

クリスマスの出費の大きな要因はプレゼントです。家族や友人に一人ずつ贈ると、あっという間に数万円になってしまいます。

そこでおすすめなのが「シェア型プレゼント」です。たとえばゲーム機や旅行券など、家族でひとつの大きなプレゼントを共有したり、友人同士で予算上限を決めてプレゼント交換をする方法です。

一人ひとりにモノを贈るスタイルから、みんなで楽しむスタイルに切り替えるだけで、出費は大幅に減らすことができます。

【2】忘年会・新年会の出費をカット!宅飲み&持ち寄りでコスパ◎

ホームパーティー

外食での忘年会や新年会は、1回あたり5,000円前後の出費が当たり前です。ホテルの宴会なら8,000円〜1万円も珍しくありません。複数回参加すれば、合計で数万円の出費になってしまいます。

そのうち何回かを宅飲み+持ち寄りスタイルにすれば、かなりの節約に。

幹事の負担を軽くするために、料理を1人がすべて担当するのではなく、参加者が一品ずつ持ち寄るのがおすすめです。

飲み物は大容量でコストダウン。ゲームや動画配信サービスを使えば、居酒屋以上に盛り上がることもできます。

お店で飲むから、家で楽しむに変えるだけで、1人あたりの出費は1,000〜2,000円程度に抑えられます。

【3】おせちと正月飾り、無理せず節約する方法とは?

お正月準備では、飾りやおせち料理に出費がかさみがちです。ここでも「手作り」+「必要最小限」が節約のコツ。

しめ縄や鏡餅は100円ショップや手作りで代用。おせちは家族が本当に食べるものだけを少量作る、または市販の小分け惣菜を活用しましょう。

縁起物にこだわりすぎず、家族が喜ぶメニュー中心に準備すれば、出費は半分以下に抑えられます。

【4】初売り・福袋の「ムダ買い」を防ぐ!買い物前の3つのコツ

福袋

年始の楽しみといえば初売りや福袋ですが、衝動買いは家計の敵。

欲しい物は事前にリスト化し、予算を設定してから買い物へ行きましょう。

福袋は中身が公開されているものを選び、不用品を買わない工夫も大切です。「安いから買う」のではなく「必要だから買う」意識を持ちましょう。

【5】年末年始の娯楽費を抑える!無料・低コストイベント活用術

年末年始は暇を持て余しがちで、映画や外食など出費が増えがち。

地元の神社での初詣、近所の散歩、図書館・公共施設のイベントなど、無料で楽しめる場所を活用しましょう。

家族でボードゲームや読書会を開くのもおすすめ。お金をかけずに充実した時間を過ごす工夫がポイントです。

まとめ

年末年始はイベントが多く、出費がかさみがちですが、工夫次第で節約は可能です。

散財して後悔するお正月にならないよう、今からメリハリあるお金の使い方を心がけてみてください。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング