【京都】老舗喫茶のレトロな空間で味わう。憧れの「イノダコーヒ本店」モーニング

おはようございます。朝時間アンバサダーの美帆子です。

先日、京都で念願のモーニングを堪能してきました！ということで、今回は番外編として、京都で楽しんだ朝食をご紹介します。

向かったのは、「イノダコーヒ本店」です。

「京都の朝は、イノダコーヒの香りから」

1940年創業の「イノダコーヒ」。初代社長が、現在の本店にあたる場所で珈琲卸売を開始したことがイノダコーヒの始まり。コーヒーショップとして開業したのは、1947年のこと。以来、「京都の朝は、イノダコーヒの香りから」という言葉とともに、文化人や地元の人たちに愛され続けてきました。店舗数は9店舗。京都に6店舗、東京・神奈川・広島にそれぞれ1店舗ずつあります。

（参考：丸わかりコンテンツ – イノダコーヒ）

「イノダコーヒ本店」は、年中無休。毎朝7:00にオープンしていて、モーニングは11:00までオーダー可能。

以前のコラムでも触れましたが、私は「人気店は、どんなに早朝であろうとオープンと同時に混雑し始める」という法則を信じています。今回もその法則に則り、6:55に到着。既に2組の方が並んでいました。お店の外観に見惚れていたら、あっという間に7:00になり、入店。向かったのは、こちらのエリア。

そう、このギンガムチェックのテーブルクロス！レトロ可愛いこのテーブルクロスで朝食を味わうのが夢でした。店内にはシンプルな白のテーブル席もあり、そちらもシンプルで素敵なのですが、このギンガムチェックに強烈な憧れを抱いていました。

そこで、店員さんに「できればギンガムチェックのテーブルクロスの席だと嬉しいです」とお伝えしたところ、快く通してくださいました。やはり私と同じように思っている方は多いみたいで、このエリアの席は、早い時間から埋まり始めていました。

店内の総席数は、イノダコーヒ全店舗の中で最大の211席。すぐに満席になるということは少ないのでは、と推察します。ですが、様々な口コミやブログによると、「7時半にはお店の外に行列ができていた」という情報もチラホラ。7月以降は夏休みということもあり、さらに混雑する可能性大。できるだけ早い時間に訪れることをおすすめします。

席は1階席と2階席があり、1階に156席、2階に55席あると店員さんが教えてくれました。7時台は1階席を開放し、8時を過ぎてから2階席を開放しているようです。

イノダコーヒ本店に来たら味わってほしい！「京の朝食」

今回オーダーしたのは、「京の朝食」（￥1,830）。

「京の朝食」が食べられる店舗は、本店のほかに「ポルタ支店」「八条口支店」のみ。

私は本店のギンガムチェックのテーブルで「京の朝食」を堪能するのが夢で、手帳のTo Doリストにも書きこんでいました。そんな夢にまで見た、「京の朝食」。運ばれてきた瞬間、友人と思わず目を見合わせた後、幸せなため息。そう、この景色が見たかったのです。

ラインナップは、お野菜にハム、フルーツ（オレンジ）、スクランブルエッグ、クロワッサン、ミニオレンジジュース、ドリンク。喫茶店の朝食というより、まるでホテルのモーニングのよう。スタッフの方々のホスピタリティも高いことから、まるでホテルで過ごしているような気分になりました。

ふわっふわのスクランブルエッグ。上に載っているにんじんのグラッセは、甘くて柔らかくて絶品でした。クロワッサンは、外側はさっくり、内側はふわっと軽やか。

手に持ってみると、ずっしり大きい！

ネルドリップ式で味わうこだわりのコーヒー

そして、特筆すべきはコーヒーの美味しさ。

「おいしいものを、おいしい状態で」がコンセプトの「イノダコーヒ」。お客様の冷めたホットコーヒーにミルクが上手く混ざらなかったという経験を経て、現在は最初からミルクとお砂糖を絶妙な加減で加え、ベストな状態で提供しているといいます。

ですが…甘いコーヒーがどうしても飲めない私。申し訳なさを感じつつ、スタッフの方にお尋ねしたところ、ブラックコーヒーを提供いただけることに。ちなみに友人が頼んだカフェラテは、可愛らしいグラスで提供されていて素敵でした。

コーヒーの抽出方法は、創業当時から変わらないネルドリップ式。ネルドリップ式とは、布製のフィルター「ネル」を使ったコーヒーの抽出方法のこと。ペーパードリップよりもゆっくりと抽出されるため、雑味が少なく、風味がきれいに出るという特徴があります。冷めてからもずっと美味しく味わえたのはこの抽出方法のおかげなのかな。後味がすっきりとしていて、とても飲みやすかったです。クロワッサンにも、とても良く合いました。