8月のやまがたヨガ塾で見つけた、洗心庵の美術です。
緑に溶け込んでいる石仏が心をくすぐりました。
日本美術に長けていた白洲正子氏が言うに、
日本の美術は周りの景色といかに調和するかというところに美を見る
ということです。
なるほど、私たちは、見上げた空の青さに吸い込まれそうになったり、
森で深呼吸をしたり、波の音が体に響き渡ったり、
自然と一体であることを感じるとき、
どうしてかな、ホロリと涙がこぼれることもあるものです。
それは調和することに感動する感性が、日本人に備わっているからなのだと思います。
ヨガの語源は、繋がる、結びつくです。
何と繋がるかは一人一人の心で決めることができます。
自然と繋がるということは、自然が培ってきた何億年もの歴史と繋がるということ。
何億年なんてほとんど無限の月日ですから、まさに宇宙的快感です。
それをヨガは体験させてくれます。
体験した人としない人と、どんな違いがあるか、
体験した人の目の輝きを見れば分かります。