おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「お疲れ様」の丁寧な言いかた
「お疲れ様」を丁寧にした「お疲れ様です/お疲れ様でした」。
今回は、更に丁寧に聞こえる「お疲れ様でございます/お疲れ様でございました」は、二重敬語になるのか、目上の方に使ってもいいのかを、一緒に確認しましょう。

「お疲れ様でございます」は二重敬語ではない
「お疲れ様でございます」も「お疲れ様でございました」も、どちらも二重敬語にはあたりません。
「お疲れ様です/お疲れ様でした」をさらに丁寧にしたことばです。
詳しく解説
「お疲れ様」は名詞のため、このことば自体に敬語の意味はありません。
また、「ございます」は、「です」を丁寧にした表現であり、敬語には分類されません。
よって、「お疲れ様でございます/お疲れ様でございました」は、文法的に問題なく使えます。
目上の人に使っても大丈夫!
「お疲れ様」は「お相手を労う」意味のことばです。
本来であれば、目上の方に労うことばは使いませんが、現代では問題ないとされています。
関係性によって「お疲れ様です」「お疲れ様でございます」を使い分けられるといいですね。
社外の人には、「関係性によって」使ってもよい
基本的には、ねぎらいのことばを社外の人に使うのは失礼にあたるため、「お世話になっております」や「ありがとうございました」などを使ったほうが無難ですが、お相手との関係性や状況によっては使っても問題ありません。
「長時間の会議、誠にありがとうございました。お疲れ様でございました。」
など、「ありがとうございました」を一緒に使うと良いですね。

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いかがでしょうか。同じ労うことばでも、お相手や状況によって使い分けられると、印象美人ですね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

