英語「to die for」の意味って?
外食中にSNSで投稿しそうな、コンパクトで自然な英語表現例ご紹介します。
This pecan pie is to die for.
(このピーカンナッツパイは最高。)
to die forは何かが非常に魅力的だったり、美味しかったりして、強く惹かれることを強調する時に使います。似たような表現は天国にいるような感じを表すheaven。It tasted like heaven.(天にも昇る美味しさだ)。若者はbussin、lit、fireなどを使います。
Food doesn’t have calories on your birthday.
(誕生日に限り、カロリーは全くないはず。)
日本語では単数形の「カロリー」を使いますが、英語では1カロリーではない限り、複数形のcaloriesを使います。冗談っぽくFood doesn’t have calories on your birthday.(誕生日には、食べ物にカロリーなんてない)などとよく言います。つまり、特別な日にはカロリーを気にせず、好きなだけ食べて!という意味です。
Food coma. Time for a nap!
(食べ過ぎて眠い。昼寝の時間だ!)
comaは「昏睡状態」という意味。食べ過ぎると眠くなったり、あまり動けなくなったりすることがあります。昏睡状態に似たような感じになるので、この状態を表す表現がfood comaです。感謝祭の食事などはあまりにも豪華なので、食べた後よくfood comaになります。
All-you-can-eat surf and turf from 6-9.
(夜6時から9時、シーフードとステーキの食べ放題!)
surfは海の恵み、主にカニとロブスターを表し、turfは大地の恵み、肉を表します。surfは海でする活動だから、海から出てくる魚類をsurfと言います。turfは「土」を意味するスラングなので、肉系をturfと言います。店によって異なるが、バイキングや食べ放題のsurf and turfは多いです。surfとturfは韻を踏むので響きがいいです。
Wings and beer! Beer and hot wings go great together!
(手羽先とビールだぜー。ビールとアツアツの手羽先は最高の組み合わせだ!)
素揚げした鶏の手羽に辛いソースや甘いソースをまぶしたウィング(手羽先)は、スポーツバーのメニューやレストランの前菜として人気があります。ウィングを食べてビールを飲むと「アメリカ!」を感じると思います。go great togetherは食べ物や飲み物の組合わせについて「相性抜群」というニュアンス。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- to die for:最高、めちゃくちゃ欲しい、めちゃくちゃ美味しい
- calories:カロリー
- food coma:食べ過ぎて動けない状態、満腹で眠くなる状態
- surf and turf :魚と肉の料理
- wings:手羽先
- go great together:相性抜群
![](https://asajikan.jp/wp-content/uploads/2024/05/AdobeStock_255044939.jpg)
英語「The food was amazing」の意味って?
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』(amazon.co.jpへ)>>
著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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