12月27日:今日は「寒天発祥の日」
スイーツを作るときに便利な「寒天」。私はミルクやフルーツを使ってスイーツを作るときに、寒天を活用することがあります。
今日は、寒天の特徴や栄養についておさらいしてみましょう!
「寒天」の特徴と栄養をおさらい
寒天は「テングサ」などの海藻を原料としたもの。植物性の水溶性食物繊維で、体内では消化・吸収されにくいため、ほぼノンカロリーの食材といえるそうです。
ちなみに、同じように固める時に使用するゼラチンは牛や豚の皮・骨を原料に作られる動物性のたんぱく質。ゼリーが固まる温度にも差があり、寒天の場合は35~40℃、ゼラチンは5~10℃と違うのだとか。食材を固めることは同じですが、原料や温度で違いがあるんですよね。
ヘルシーで食物繊維が豊富な寒天は、体に嬉しい効果をもたらしてくれます。
たとえば、腸内環境を整えてお通じをよくしたり、かさ増し効果によって少量の食事でも満足度がアップしたりすることも。食事量が抑えられると、肥満予防にもつながりますよね。ほかにも動脈硬化や糖尿病の予防にもよいとされているそうですよ。
食べ過ぎ・飲み過ぎが増える年末年始。おやつには寒天を使ったメニューを積極的に取り入れると、体重増を少しは抑えられるかもしれませんね。
「寒天発祥の日」とは?
京都府京都市に事務局を置く「伏見寒天記念碑を建てる会」が制定。京都の伏見が寒天発祥の地であることをアピールし、京都市伏見区御駕籠町近辺に記念碑を建て、啓発活動を行いながら寒天の発祥を祝い後世に伝えていくのが目的。日付は、現在の暦で12月末頃に初めての寒天の元となるところてんが御駕籠町で島津藩に提供されたと資料から推察できることとから12月。伏見=ふしみ(243)を「24+3=27」と見立てて27日。この月と日を組み合わせて記念日としたもの。