来年から「お金が貯まる人になる」ために!年内に作りたい◯◯シートとは

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。

12月も残りわずかになりましたね。今年一年で、お金が計画通り貯められましたか?

今回は、ファイナンシャルプランナーの私が考える、来年しっかりお金を貯めるために「年内にやっておきたいお金ごと」をお伝えします。

来年からお金が貯まる人になるために!

お金

お金が貯まらないという人の多くは、実は、自分がどれくらいの資産をもっているか、把握していません。

けれど、自分の現在の資産を知ることは、お金を貯めるためにとても大切なことです。

そこで、年末までに作成してみてほしいのが「お金のバランスシート」です。

「お金のバランスシート」の作り方

ノート 書く

ステップ1 持っている資産の洗い出し

まず、以下のように資産をすべて洗い出しましょう。

1. 通帳(記帳したもの)の銀行名、支店名、金額

2. 定期預金の銀行名、満期、金利、金額

3. 解約返戻金がある保険の保険会社名、保険種類、今解約した場合の解約返戻金額

4. 投資をしていれば(株、iDeCo、NISAなど)、金融機関名、種類、今の価格

5. 所有している土地・建物を売った場合の売却額(おおよそまわりの売却実績でOK)

これらを洗い出したら、金額を合計しておきます。

ステップ2 支払いが必要な負の資産の洗い出し

次に、ローンなど、これからも支払いが必要な「負の資産」を洗い出します。例えば以下のようなものです。

1. 住宅ローンの残高

2. 車のローンの残高

3. 奨学金の未払い残高

4. 家電など無金利分割払いの未払い残高

洗い出したあと、残高を合計しましょう。

ステップ3 「純資産」を計算

計算機

 

ステップ1の合計額から、ステップ2の合計額を差し引いた金額が、あなたの純資産額です。

借入がすくなくなれば、自分で自由に使える資産が多くなり、借入が多ければ、純資産は少なくなります。

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まとめ

3ヶ月~半年に一回このバランスシートを記入すると、自分の資産が減っているのか増えてきているのかが把握できるようになります。

プラスになると、どの資産をプラスにしようなど目標ができ、マイナスの場合はお金の使い方を気を付ける意識づけになり、お金が貯まりやすくなります。

年内にぜひ書き出してみてください。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
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