おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します。
普段は都内を中心に日本のパン屋さんを紹介する連載ではありますが、この秋、台湾へパン旅に行き実際に食べて「どうしても紹介したい!」と感じたパンがあったので、番外編として台湾のパンを紹介しますね。
【台湾】空港からも近い!アメリカを感じることができるベーカリー「Miss V Bakery」
前回の「吳寶春麥方店」に続き、今回ご紹介するのは台北松山空港(MRT文湖線の松山機場駅)から徒歩10分くらいのところにあるMiss V Bakery。実はこちらのお店は、違うパン屋を探している時にたまたま見つけたのですが、外観のスタイリッシュな雰囲気に心惹かれ入ってみたら大正解!
どうやら、いま台北でお洒落エリアと呼ばれている赤峰街(ツーフォンジエ)にも店舗があるベーカリーで、共同経営者である黃干玲さん(Virginia Huang)と林麗安さん(Lian Veronica Lin)から「V」を取り、「Miss V Bakery」と名付けられたのだそう。
店内入ってすぐのところにパンが陳列され、奥にはカフェもありましたよ。ちなみに、パンの商品名は基本的に中国語で書かれているのですが、その下に英語表記もされているので、なんとなくこのようなパンなのかな?と分かります。
Very Chestnut Bread(ベリーチェスナットブレッド)
Very Chestnut Bread(ベリーチェスナットブレッド)は、手のひらサイズでゴマがたっぷりかかっています。形状から柔らかいのかなと思いきや、さっくりしていて歯切れ良く、気持ち固めな食感の生地に栗と餡子が入っています。この餡子が甘すぎず上品な味わいで、栗の甘味を際立たせていて、小さいのに満足度高い一品でした。
Sourdough Bread(サワードゥブレッド) Red Wine Fig
Sourdough Bread(サワードゥブレッド)が3種類ある中からRed Wine Figにしてみました。日本でもサワードゥのパンは人気がありますが、台湾にあるのか!と嬉しい気持ちに。
ご存知ない方のために簡単に説明すると、サワードウブレッドとは、サンフランシスコを代表する酸味のある独特の風味が特徴のパン。黃干玲さんは10歳くらいまでご両親と一緒にニューヨークで育ったそうなので、アメリカのパンへの関心も高いのかもしれませんね。
クラム(内側)の色からして赤ワインを感じ、なめなかな舌触り。大きくカットされたイチジクの甘味がぐにゅっと口内にあふれでてきました。個人的にいちじくが大好きなので、宿泊中の朝食にもいただきましたし、日本に持ち帰ってから残りはトーストしながら美味しくいただきました。
松山空港から近いので、旅の前後にぶらり寄られてみてはいかがでしょうか。
Miss V Bakery Cafe (ミスブイベーカリーカフェ)敦北店
住所:台北市松山區敦化北路222巷6號1樓 1樓
TEL:(02)8712-3685
営業時間:9:00~
Instagram:@missvbakery
【台湾】パンの世界大会で優勝した「吳寶春麥方店」のライチのパンは必食!駅から徒歩2分でアクセスも◎
今回ご紹介するのは、台北のMRT淡水信義線の象山駅から徒歩2分のところにある吳寶春麥方店。
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。★本連載は隔週金曜日でお届けしています。