おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
イチジクのおいしい季節になりました。まだまだ暑い日が続きますが、店頭に並ぶ果物を見て季節が秋に移り変わっているなと感じます。
イチジクは「不老長寿の果物」と言われるほど栄養が豊富。水溶性の食物繊維やカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルがたっぷり含まれ、お肉を柔らかくするたんぱく質分解酵素が含まれています。
便通を整える効果や、コレステロールや血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
イチジクは漢字で「無花果」と書き、果肉に入っているプツプツとした食感が花なのだそう。茎のついているところから手で皮をむくこともできますが、包丁で茎を切り落とし、包丁を少しひっかけるようにしてむくとキレイにむけます。皮が気にならない方は、少し硬いですがそのまま食べてもOKです。
なお、生のイチジクは日持ちがしないので、買ったらすぐに食べましょう。食後に食べると消化を促進してくれますよ。
保存したいときはジャムを作るのもおすすめなのですが、今回は毎日のお料理に大活躍する「イチジクの焼肉のたれ」の作り方をご紹介します。
お肉をもっとおいしく!「イチジク入り焼肉のたれ」
材料(ジャムのびん 1個分)
- イチジク 50g
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- すりおろし生姜 小さじ1
- すりおろしニンニク 小さじ1
- 白ごま 小さじ1
- ごま油 小さじ1
作り方
1) イチジクを皮ごと細かく切る。
※皮が傷んでいたり苦手な方は、皮をむいてもOK
2) 小鍋に(1)とすべての材料を入れて混ぜ、弱めの中火で混ぜながら3分加熱する。
※すりおろし生姜は、すりおろした後で煮沸消毒した瓶に入れると冷蔵庫で1か月保存できます。市販のチューブより安くておいしいですよ
※ニンニクもチューブではなく、生のものをすりおろして使うとおいしさがアップします
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お子さんでもおいしく食べられる甘口の焼肉のたれです。
お好みで一味唐辛子を加えると、ピリッと大人の味になります。
冷蔵庫で10日間程度保存できるので、お弁当のおかずに鶏ひき肉を丸めて焼いたものにかけたり、豚肉と野菜と一緒に炒めたり、焼肉のたれ以外に調味料として大活躍します。
色んなお肉に使えて、どんなお肉でもおいしくなる気がする、便利なたれです!
(左上:焼いた牛肉、 右上:鶏つくね、 下:ピーマンと豚肉の炒め物。それぞれ焼肉のたれで絡めたもの)
イチジクの焼き肉のたれは、お肉の下味をつけるときに使うことも出来ますよ。その場合は、加熱なしで混ぜるだけでもOK。たれごと一緒に焼いてくださいね。
市販の焼肉のたれは、1回では使い切れず余ることが多いもの。量が多すぎて使いきれないまま、賞味期限が来たりすることもありますよね。
手作りなら少量からお好みの味で使う分だけ作れますよ。イチジクの代わりに、これからが旬の梨やリンゴを使ってもおいしく作れますよ。ぜひ試してみてください!
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イチジクは、焼肉のたれ以外に「イチジクジャム」にしてもおいしいですよ。
イチジクのジャムの作り方はこちらから↓
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12865431152.htm
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次回は、秋の味覚キノコのお話。しいたけのおいしいレシピをご紹介します。
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