おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!
西武池袋線の新所沢駅から徒歩5分くらいのところにある「ブーランジェリーキシモト」。2013年にオープンし、2020年にリニューアルしたこちらのお店、外観からして雰囲気あります。大きな通り沿いにあり場所としては分かりやすいのですが、スタイリッシュなので一見パン屋と分からないかも。
そんな中、黄色いベンチが目に鮮やかで、大きなガラス窓からは美味しそうなパンを垣間見ることができます。
一歩店内に足を踏み入れると、自然光と間接照明のやわらかな灯りに芸術的に綺麗なパンが映え、おもわず「うわっ!」と声がでてしまいました。一目見て、気になり購入したのがショコラ。
ショコラ
フランス・カカオバリ―社のチョコレートを使用していて、焼き色濃く、均等にひかれたチョコレートのテリが食欲をそそります。隣に陳列されていたクロワッサンも焼き色が濃かったので、デニッシュ系は香ばしさも大事にしているのではないかと感じましたよ。
ちなみにカカオバリ―社とは、世界最大のチョコレートメーカーであるバリ―・カレボーグループの中核を担っていて、カカオ豆の獲れる地方によって風味が変わる特製を生かした原産地限定チョコレート「オリジンシリーズ」をはじめ、幅広いラインナップを揃えているようです。
実際に食べてみた感想ですが、ザクっとした食感が心地良く、芳醇なバターの香りに甘すぎないチョコレートの相性が驚くほど美味しかったです。
究極のカレーパン
看板商品である「究極のカレーパン」は専用の紙袋に入れられ店内の中央に陳列されていましたよ。2019年には東日本の揚げカレーパン部門で金賞も受賞しているそうで、生地はもっちり、辛さもあるけれど、どこかフルーティーな感じもしましたよ。
中はとろとろしているので時間がたっても固まることがなく、包み込んでいる生地自体が薄目なので一口目からカレーを堪能できるところが良き。
イベリコベーコンとオリーヴ
そして、今回感動するほど美味しかったのが、イベリコベーコンとオリーヴ。
セミハードな食感の生地はクラム(内層)がむにゅりと弾力あり、大きめにカットされたイベリコ豚のベーコンのジューサーさとアンチョビオリーブの程よい塩味、それにガーリックバターの組み合わせが驚くほど合っていて、自身の好きな惣菜パンベスト3に入るくらいめちゃくちゃ気に入っちゃいました。
ブーランジェリーキシモト
住所:埼玉県所沢市緑町1‐17‐9
電話番号:0429‐07‐7178
HP:http://boulangerie-kishimoto.jp
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。
★本連載は隔週金曜日でお届けしています。