毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークする「テンナイン・コミュニケーション」と「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪
英語「You’ll see」と「We’ll see」の正しい使い方って?
You’ll see. というフレーズ。あなたはどう訳しますか?
直訳すると、「あなたは見ます」となるため、意味が分かりづらいですよね。例文を見ながら、その意味と使い方を確認してみましょう!
You’ll see.=今にわかりますよ。
例)
A: Do you really think that the new project will work out?(=あなた、本当にこの新プロジェクトが上手くいくと思ってるの?)
B: It’ll be a great success! You’ll see! (=もちろん!今にわかるよ!)
このように「近い将来あなたはその結果を見ることになるでしょう」という意味で使われます。
話し手が想像している将来と、聞き手が想像している将来が異なるときによく使われます。
一方、主語を we にした We’ll see. という表現もあります。
We’ll see.=結果を待ちましょう。様子を見てあとで考えましょう。
こちらは、話し手も聞き手も結果を予想できていない状態で、「どうなるかわからないけど結果を待とう」という意味合いや「今は決断せずにあとで決める」という意味になります。
例)
A: Do you think that the new project will go well?(=新しいプロジェクト、上手くいくと思いますか?)
B: Hmm… No idea. We’ve done all that we can do though, so we’ll see. (=うーん、どうでしょうね。でもやれるだけのことはやったのであとは様子を見て考えましょう)
このように、 We’ll see. という表現は、決断を先送りにしたり、とりあえず今は思い悩むのをやめたりするときによく使われます。
よく使われる表現ですので、ぜひ覚えておいてください。
(記事協力:テンナイン・コミュニケーション)
☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!