あなたは何と呼ぶ?「配偶者」の正しい呼び方とは

 

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ「配偶者の呼び方にも気遣いを!」

ご結婚していらっしゃる方も、これからの方も。パートナーとなる「配偶者」の呼び方を意識したことはありますか?

「旦那」「主人」「夫」「ウチの」「パパ」

「妻」「嫁」「家内」「ウチの」「ママ」「奥さん」…などなど、人によっていろいろな呼び方を使うので、いざ自分が使う時、迷ってしまいますよね。

誰に対しても問題のない呼び方は

「夫」「妻」

です。

書類などで続柄(つづきがら)の欄を見てみると、【夫/妻】と書いていますよね。自分の配偶者を呼ぶときは、これが正式な呼び方になります。

とはいえ、呼び方はお二人の関係性によっても変わるもの。「パパ」「ママ」、「奥さん」「旦那さん」などと呼び合っているのをきくと、周りもほんわかしますよね。

つまり、場面や、話す相手によっては、そんなに気にしなくてもいいと思います。(「夫」「妻」だと、堅苦しい印象になりますものね!)

呼びやすく、かつ、相手が嫌な感じを抱かない言い方で呼ぶようにしましょう。

この呼び方には注意!

笑顔の夫婦

気をつけてほしいのは、「ウチの嫁さんがさぁ~」と言っている旦那さま!

自分の配偶者を呼ぶときは、この言い回しは実は完全に間違いになります。

「嫁(よめ)」の対義語は「婿(むこ)」ですよね。嫁は「嫁(とつ)ぐ」という漢字のとおり、自分の息子の配偶者(お嫁さん)のことを指すのです。

つまり、妻にとっての義母や義父が、妻のことを呼ぶときに使う言葉なんですね。

「ウチの嫁さんがさぁ~」と言ってしまうと、正確には「ウチの息子の奥さんがさぁ~」という意味合いになってしまいます(実際にそう感じる人はいないかもしれませんが…)

いずれにしても、配偶者である妻に対して、夫が「嫁」と表現するのは間違いです。

それ以外は、お相手や状況に合わせて、使いわけてみてください。

***

いつもはフランクな言葉を使っていても、いざというときに正しい言葉(この場合だと「妻」「夫」)を使えると、知性と品格を感じ、信頼されやすくなることも。

ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。

それではまた次回。Have a ごきげん day!

★この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン

マナー講師 林慶子さんの「毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン」
Written by

林 慶子(マナー講師)

(好印象マナー講師)

福岡県出身。イギリスの幼稚園や小学校で日本文化を教えるインターンシップに参加後、こども英会話スクールマネージャー、アウトソーシング会社で新卒採用業務などの経験を経て、ANA客室乗務員として約11年勤務。
国内・国際線チーフパーサーや、国際線ファーストクラスを担当。インストラクターとして各種訓練に従事。在職中に心理カウンセラーの資格を取得。
ANA退職後、今まで培った経験と心理カウンセラーの資格を活かし、『好印象マナー講師』として起業。
LIFE JEWELER=人生を輝かせる人 として、カタチだけではなく心遣いを伝えるためのマナー、周りの人だけではなく自分もHappyになるマナーをコンセプトに、研修・講座を開催している。
【HP】https://lifejeweler.net/
【Instagram】https://www.instagram.com/life.jeweler/

連載記事一覧

朝美人スタイルの人気ランキング