おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
朝、起きた後に感じる「胃の不快感」。お腹も張っているような感じがして、スッキリしない…。こんな経験は、誰しも一度や二度、ありますよね。
そこで今回は、朝に感じる胃腸の不快感を軽減させる、寝起きにできるストレッチをおこなっていきたいと思います。
排便を促す効果も期待できる動きなので、便秘がちな方にもオススメですよ!
お腹の張りがスッキリ!胃腸を整える朝ストレッチ
1) 足を揃えて立つ
※腰が反らないように、尾骨を引き下げて立ちます
※肩を後ろに回すように引いて、肩甲骨を下げましょう
2) 両腕を頭上に伸ばしたら手を重ね、上体を反らせる。呼吸を5回繰り返す
※腹部の縦の伸びを感じながら、息を吸ってお腹を膨らませ、息を吐いてお腹をへこませます
※首や肩、腰に痛みのある方は、無理のない範囲でおこないましょう
3) 上体を反らせたまま、右にねじる。そのまま呼吸を5回繰り返す
※首・肩の力を抜き、リラックスした状態で呼吸を繰り返しましょう
4) 同様に上体を反らせたまま、左にねじる。呼吸を5回繰り返す
※両方の足の裏には、均等に体重を乗せておきます
5) ねじった上体を正面に戻したら、ゆっくりと前屈をする
※息を吐きながら、上体を倒していきましょう
余裕がある方は、(1)~(5)の動きを2、3回繰り返してもOKです。
ただし、腰に負担がかかりすぎないように気をつけておこなってくださいね。
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いかがでしたか?
夜は、内臓を休ませてあげるための時間でもあります。ところが遅い時間に飲食をすると、寝ている間も消化器官は活発に働き続けることになります。
これでは疲労が蓄積し、臓器周辺の筋肉がこわばったり、収縮したりして内臓機能を低下させる恐れもあるのです。
朝に胃腸の不快感を感じることが多い場合は、ストレッチだけでなく、飲食の内容・時間も見直してみてください。
腸のぜん動運動は、副交感神経が優位なときに活発になります。何かと慌ただしい朝ですが、ゆったりとした呼吸と合わせてリラックスしてストレッチをおこなうことで、排便を促す効果にも期待できるでしょう。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新です。来週もどうぞお楽しみに!