おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
脳の神経細胞を活性化し、記憶力・認知機能に好影響をもたらし、血液をサラサラにしてくれることで知られている、青魚などに多く含まれていると言われる「DHA」と「EPA」。
さらに、免疫の調整、血管壁の収縮などたくさんの働きがあり、高血圧・動脈硬化・脂質異常症・アレルギー疾患などの予防と改善に効果が期待できる成分としても知られています。
今日は、中性脂肪を減らすはたらきもあることが解明されている優秀な成分であるDHAとEPAについて解説します。
中性脂肪が気になるなら!青魚の成分「DHA」「EPA」活用のすすめ
褐色脂肪細胞を増やす「DHA」
褐色脂肪細胞には、通常の細胞より脂肪や糖を燃焼させ、エネルギーを作り出すミトコンドリアが多く存在します。
主に背中の肩甲骨の間(運動したり、温かい食事をとると、背中が熱く感じるところ)に分布しています。
この褐色脂肪細胞が増えることで、体内のカロリーをより多く燃焼させ、中性脂肪が減ると言われており、これまでもこの連載で、「オートファジー」を利用したり、運動をしたり、ミトコンドリアを増やすためのお話を何度かさせていただきました。
実はDHAには、摂取するだけでこの褐色脂肪細胞を増やしてくれるという、驚きの働きがあるんです。
筋肉分解を抑える働きも!
ダイエット中に糖質や脂質が不足すると、人の体は筋肉を分解してエネルギーを作り出します。つまり、脂肪は減るけれど、同時に筋肉も落ちてしまうのです。
ダイエット中は、筋肉を落とさずに育てながら食事をコントロールするのが理想。タンパク質の摂取と筋トレがダイエットに推奨されるのはそのためです。
ここでもDHAは頼りになります。実はDHAには、筋肉を分解するタンパク質MuRF1の働きを抑えて、筋肉の分解を抑制する働きがあることも分かっています。
つまり、ダイエット中に摂れば、筋肉を維持しながら痩せることを助けてくれるのです。
DHA・EPAは何から摂ればいいの?
普段から魚を食べることを習慣にすると良いと思います。マグロ・鮭のように油の多いものや、サバ、イワシのような青魚がお勧めです。
DHAは体内で作られません。食事で補うしかないのです。
1日に、DHA・EPA合わせて1,000mgほどが理想的で、鮭やサバなら切り身1切れ、サンマなら半身で摂取出来ます。缶詰を使う時は、汁ごと調理するのがお勧めです。
色脂肪細胞は年齢と共に減っていくので、歳をとると太りやすくなる理由のひとつ。
鮭の切り身1つで増えてくれるなら、食べない手はないと思いませんか?
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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!