自分らしい、心地よい朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。
今日はライフスタイルショップのバイヤー畠田有香さんです。昨年移住した北海道での暮らしや、バイヤー目線のおすすめアイテムなど、暮らしを大事にされている畠田さんの朝時間についてお聞きしました。
畠田有香さん(スタイルストア バイヤー)
2016年株式会社エンファクトリー入社。ライフスタイルショップ「スタイルストア」のMDとして、キッチン道具を中心に、暮らしまわりのもののバイイングを担当。夫と2人暮らし。2020年4月に、東京から北海道・東川町に移住。
普段の朝時間の使い方について教えてください。
終日リモート勤務であることもあり、時間の使い方は平日と休日で大きく変わりません。
7時半に起きたらカーテンを開けて、朝ごはんの準備をしながら、コーヒーを淹れます。 朝はパン派なのですが、1年前にヨシナガ マイコ(吉永 麻衣子)さんの「おうちパン」レシピを知ってから、自分で作ることが多くなりました。生地は5日間分くらいを作り置きできるので、平日の朝は生地を切って丸めてトースターで焼くだけで手軽。簡単で美味しいのでズボラなわたしでも続いています。
その後は身支度を整えながら、部屋を片づけたり、1日のスケジュール確認などをしたりしています。
これだけは欠かせない!という朝の習慣があれば教えてください。
「部屋の整理整頓」を仕事を始める前の習慣にしています。夜に力尽きて、床に脱ぎっぱなしになっている衣類を洗濯機に入れたり、洗いかごで乾かしていた食器を食器棚に戻したり、出しっぱなしになっている靴を靴箱に戻したり。決めてある定位置に物を戻すのがルーティンです。
片づける場所さえ決まっていれば、頭を使わずに身体を動かすことができるので、朝眠くても自然と身体が起きてくるような感じがします。部屋がすっきりした状態だと、仕事も気持ちよく始められるので一石二鳥です。
朝時間をハッピーに過ごすために心がけていることや、工夫していることを教えてください。
仕事がリモート勤務になってからは、良くも悪くも仕事とプライベートの時間が曖昧になって気持ちの切り替えが難しくなりました。つい夜遅くまで仕事してしまう日も多いのですが、ご飯の時間は決めています。7時半に朝ごはん、12時になったらお昼ごはん、20時になったら晩ごはん。この時間が決まっていると、生活リズムが作りやすいです。
あとは、日を浴びること。東京のオフィスに出社していた頃は駅から15分くらい歩いていたのですが、それが良い気持ちのリフレッシュになっていたんだなあと気が付きました。特に外に出る用事のない時は、玄関前の掃き掃除をしたり、庭の家庭菜園スペースの手入れをしたり、と意識的に日を浴びるようにしています。
セレクトショップのバイヤーの仕事をされている畠田さん。色んな商品をご存知だと思いますが、中でも朝時間に使うものでお気に入りのアイテムを1つ教えていただけますか。
わたしと同じく、朝はパン派の方にぜひおすすめしたいものがあります!木製品のつくり手・薗部産業さんと一緒に作った「オーバルパン皿」です。
木の器って、手入れが大変だったり、扱いに気をつかうイメージがあると思うのですが、このパン皿のすごいところは、水や油が染みこまないというところ。パンとサラダと一緒に食べたい時でも、ドレッシングをそのままかけても大丈夫なんです。陶磁器のように重くなくて割れる心配もしなくて良いので、ノーストレスで洗えて、バタバタと忙しい朝を過ごす時にも重宝しています。
北海道にお住まいですが、「北海道で朝を過ごすならここ!」というおすすめを1つ教えてください。
北海道は、1日の中でも特に「朝」の時間帯に四季が感じられると思います。
夏は日の出がとても早くて、一番早い6月頃はなんと3時台に日が昇ります。わたしが住んでいる町は米どころなのですが、6月は田んぼの緑が瑞々しくてとても美しい季節。早起きして鳥や虫の鳴き声を聞きながら田んぼ沿いを歩くだけでも、その季節の心地よさを存分に感じられます。冬は一日中マイナス気温なので散歩は難しいですが、朝は空気が澄んでいて遠くの山が綺麗に見えたり、天気が良く気温の低い日はダイヤモンドダストが見られたりします。
観光名所でなくても良いので、北海道にいらっしゃる際にはぜひ少し自然を感じられるような場所を散策すると、気持ち良い朝が過ごせると思います。
明日から畠田さんがバイヤーとして活躍されている「スタイルストア」さんに、朝時間.jpでおすすめの商品の連載をしていただくことになりました。キッチン雑貨から寝具まで幅広いジャンルを丁寧にご紹介されているので楽しみにしています♪
連載を前に、スタイルストアさんのコンセプトのご紹介と、朝時間.jp読者さんへのメッセージをお願いできますか。
スタイルストアは、つくり手の顔が見える「愛のある商品」を集めたセレクトショップで、衣食住にまつわる暮らしの品々をご紹介しています。毎日使うものが快適であれば、おのずと暮らしが良くなっていきますよね。
たとえば、水も油も染み込まないパン皿を使いはじめることによって、朝食のレパートリーが増えたり、洗い物が楽になったり。私たちはそれを「暮らしがアップデートする」と表現しています。
朝時間.jp読者のみなさまにも、「アップデート」を感じていただけるよう、朝はもちろん、日常の質を高めてくれるアイテムをご紹介していきたいと思っています。連載、ぜひご覧くださいね。
畠田さんのある一日の過ごし方
「オーバルパン皿」の便利さには心惹かれました。畠田さんはじめ、スタイルストアのみなさんに「暮らしをアップデート」するアイテムをご紹介いただく連載は明日スタートです。どうぞお楽しみに!(朝時間.jp編集部)