毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークする「テンナイン・コミュニケーション」と「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪
いま何時?「What time is it now?」以外の英語表現を覚えよう
時間をたずねる英語表現と言えば
What time is it now?(=いま何時ですか?)
ですよね。でも、実はこの表現がふさわしくない場面があるんです。今回は、英語での時間の尋ね方について紹介します。
例えば時計やスマホを忘れてしまい、初対面の人に時間をたずねる場合は
Do you have the time?(=何時か教えていただけますか?)
を使います。これは、遠まわしに「時計など時間がわかるものを持っていますか?」と確認するニュアンスを持っています。
例)
A: I left my phone at my house. Do you have the time?(=家に時計を忘れてしまって。今何時か教えていただけますか?)
B: Of course. It’s seven o’clock.(=もちろんいいですよ。7時です)
A: Thanks.(=ありがとうございます)
では、どのような場面で What time is it now? が使われるのでしょうか?
この表現は、同僚や友人など、日常的に時間を聞いている相手に時間をたずねるときの聞き方です。時間を調べようと思えばできるけれど、会話の中で「そういえば…」と確認する、そんなイメージです。
例)
A: My work still isn’t finished. What time is it now?(=仕事が終わらないよ。今、何時?)
B: It’s eight o’clock. Stop worrying about the time.(=8時だよ。時間ばっかり気にしてちゃだめだよ)
このように、同じ「時間をたずねる」ことでも、場面によって聞き方が異なります。シーンにあう英語が使えるよう、しっかり覚えておきましょう!
(記事協力:テンナイン・コミュニケーション)
☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!