連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます!
今回のお悩みテーマは…在宅生活を快適に過ごすために〜後編〜
(お悩み)在宅ワークが始まって約1年。少しずつ慣れてはいますが、日中すぐ眠くなったりやる気が出なかったり、何となく調子が出ません。在宅生活をもっと快適に過ごすコツはありますか?
※前編 「昼と夜にメリハリを!在宅生活を快適にするモーニングルーティン2つ」 >> https://asajikan.jp/article/200051
【ポイント1】寝室に立ち入らない!日中は規則正しく活動的に◎
睡眠と覚醒は、ニワトリとタマゴのような関係にあります。ぐっすり眠れば日中は活動的に過ごせるようになり、日中活動的に過ごせば、夜はぐっすり眠りやすくなるという具合です。
在宅ワークで一日中椅子に座りっぱなしで、ついダラダラ仕事をして、ベッドやソファでゴロゴロしてしまう…そんな過ごし方はNG!夜、眠りにくくなってしまいます。
在宅ワークでも仕事の開始時間・終了時間、食事時間、休憩時間などを決めて規則正しく過ごし、日中はなるべく明るい環境で仕事をしましょう。できればランチを買いがてらなど、一度屋外に出るのがおすすめです。
日中に眠くなってしまうという方は、午後の早い時間に20分程度のお昼寝を取り入れてみて。
ただし何時間も眠るのは避けましょう。また、お昼寝や仮眠するときは椅子かソファにして、できれば就寝時間まで寝室には行かないのがgood。
【ポイント2】90分に1度は休憩を
デスクワークをしている人は、90分に一度は席を立ち、軽く体を動かしたり、水分補給をして休憩を。
特にPCを利用している人は眼精疲労を防ぐためにも、90分に一度は画面から目を離し、目を休めたり、遠くを見るようにしましょう。
眠気を感じたら、コーヒーなどカフェインを含むドリンクを飲む(午後3時以降は控えること)か、ガムを噛むのも効果的です。
また、腰が痛い、首が凝るという人は、仕事中の姿勢がよくない可能性があります。机や椅子の高さがあっているか、首の角度はどうなっているかなど確認を。特に猫背には注意しましょう。
コリを解消するには、夕方にウォーキングや少し汗ばむ運動を!頭だけでなく、肉体的な活動を増やすことで眠りやすくなります。
また、リズミカルな運動は朝日と同じように、セロトニンの分泌を促すのに効果的だと言われています。肥満を防ぎたい、ぐっすり眠りたい、精神的に安定したいという人にも運動はおすすめです!
☆次回4月の記事もどうぞお楽しみに!