連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます!
今回のお悩みテーマは…「日中に感じる眠気」~後編~
仕事中に眠くなることが多く困っています。特にランチでお腹いっぱいになった後や、午後の会議中などにウトウトしてしまうことが…。眠気を感じないようにするコツや、眠気を感じたときの対処方法はありますか?
【アドバイス2】 「15分の昼寝」と「コーヒー」を味方につけよう
前編の記事で「昼食後の眠気対策には、昼寝が有効」とお伝えしましたが、その昼寝にもコツがあります。今回の記事では、その昼寝のコツと、昼寝ができない場合の眠気対策をご紹介しますね。
眠気をリフレッシュ!日中の昼寝のコツとは
日中の眠気対策は「昼寝」と言われて、唖然としてしまった方もいるかもしれませんが、退社時間まで効率的に働くには、もっとも効果的。忙しい人こそ実践してほしいのが昼寝です。
次のような方法で日中の眠気や疲れをリフレッシュしましょう!
- 昼寝の前にコーヒーなどのカフェインを飲む
- 部屋を暗くする必要も、ベッドに寝る必要もなし。リラックスチェアや、机に伏すだけでOK
- 昼寝開始時間は午後3時までに
- 昼寝時間は15分程度に
昼寝は短く、眠りが深くなる前の短時間であることが大きなポイントです。30分以上眠ってしまうと眠りが深くなり、作業効率が上がるまで時間を要してしまうので注意しましょう。
カフェインは、摂取後30分程度で効果が表れると言われているので、昼寝の前に飲んでおくと目覚めやすくなります。
また、眠りを深くしないため、暗い部屋で横になって眠る必要はありません。椅子に座ったまま机に伏すだけで構いません。実際に眠らなくても、静かな部屋で目を閉じているだけでもリフレッシュ効果はあるので、15分程度実践すると良いでしょう。
オフィスを出られる人は、公園のベンチ、施設のフリーベンチ、カフェ、電車の中、さらにはヘッドマッサージスパなど、状況に合わせて場所を選んで実践すれば、毎日の仕事も楽しくなるはず!
ただし、午後3時以降に昼寝をしたりカフェインを飲んでしまうと、夜の睡眠に影響してしまうことがあるので、敏感な人は避けましょう。
【アドバイス3】昼寝できない人は、カフェインや刺激を
最後に、昼寝する時間や場所がない、抜けられない会議があるという方の眠気対策をいくつか挙げておきましょう。
重要な会議がある日は、やはり前日にしっかり睡眠をとっておくこと。
そして、会議の前にはやはりカフェインを。眠気を感じた時はじっと座らず、立って仕事をする、肩を回す(軽い運動)、歯を磨く、ガムをかむ、頭を冷やす、深呼吸をする、目の周りのツボを押すなど、体に刺激を与えてみましょう。
とはいえ、こうした対策をあれこれ実践するくらいなら、15分の昼寝をした方が簡単です。
もし社内の会議なら、昼食直後の会議は避ける、時間を変更してもらうなど会社に提案することも、効率化のためには有効だと思います♪
【前編もチェック☆】午後は誰でも眠くなる!「昼寝」が効率アップにつながる理由とは
「昼寝」が効率アップにつながる理由とは (https://asajikan.jp/article/171510)
仕事中、特に昼食後に感じる「眠気」。この眠気の理由と、午後の仕事の効率をアップするための対策とは?
いかがでしたか?次回、9月の記事もどうぞお楽しみに!