大切な1日がはじまる朝。限られたこの時間をできるだけ心地よく、効率的に過ごすべく自分らしい工夫や習慣を取り入れている方がたくさんいらっしゃいます。
本連載では、朝を楽しむ朝美人アンバサダーのみなさんに、朝ごはんや、美容、ファッション、運動、家族との向き合い方など、いろいろな気になる朝のことをお聞きます。
今回は、WEBメディアライター・ファミリーフォトグラファーの森田あゆみさん(@ayumi_0518)です。
ある日のタイムスケジュール
森田あゆみさんの朝のモットー
5分でも10分でも「自分の時間を作ること」と「前向きな言葉を選ぶこと」
たとえキッチンに立ってでも朝のお気に入りの一杯を飲む時間を作ることが私にとって大事な気がしています。ともすれば育児に家事、仕事ととめどなく時間と作業が流れていってしまいがちなので、一瞬でも区切りをつけて気持ちを切り替えるようにしています。
「前向きな言葉選び」は、平日夜は夫の帰宅も遅くゆっくり会話する時間もあまりないので、その分朝は相手を気遣う言葉を選ぶようにしています。娘の夜泣きで夫婦ともに寝不足続きの朝もよくあるのですが、そんなときほどなるべく意識して、ポジティブな声かけや夫婦でお互いにユーモアを忘れないようにしています。
出産をきっかけに今まで以上に朝型生活に
編集部:昨年ご出産されママになったあゆみさん。生活に大きな変化があったと思いますが、朝の過ごし方で変化されたことがあれば教えてください。
森田さん:昨年5月に産まれた娘も10か月を迎えました。コロナ禍での妊娠・出産期だったこともあり、産後に県外に住む両親のサポートを得ることが難しく、夫が急遽育休を取得し夫婦二人三脚での育児がスタートしました。
初めての育児は文字通り手探りの毎日でしたが、娘の成長していく姿に勇気づけられなんとかここまでやってこられたように思います。今では離乳食も始まり、朝7時前には目覚める娘のスケジュールにあわせて今まで以上に朝型生活になりました。
起床してから夫が娘を遊ばせてくれているうちに、離乳食と朝ごはん、夫の簡単なお弁当作り、夜ごはんの下準備までをルーティン化してどんどん済ませるように。ここまで朝のうちにできていると、バタバタしてしまう夕方にも少し余裕が持てるので、朝寝ぼけていても動けるように仕組みを作っています。
家事を一区切りつけたら、朝の光がしっかり入るうちに商品撮影の仕事に取りかかります。そして、家事や仕事がひと段落したら意識的にお茶の時間を作ります。
肌寒い朝はあったかいコーヒーや紅茶、友人手作りの甘酒、暖かい朝は水出しの紅茶(ムレスナティーにはまっています)など、その日の体調や気分によって「今日の一杯」を選ぶ楽しさもありますね。
編集部:朝時間を心地よく、ハッピーに過ごすために工夫されていることや意識していることなどがあれば教えてください。
森田さん:在宅で仕事をしているので気持ちの切り替え、リフレッシュできる「区切り」を意識しています。
先ほどお答えしたように、家事と仕事の切り替えにコーヒーを一杯淹れてキッチンで飲んだり。車生活の土地に住んでいるので、天気がよければ娘と軽いドライブがてらパン屋さんに寄ったり。車に乗せると娘も寝てくれることが多いので、娘が車で寝たらコーヒーをドライブスルーで頼んだり、SNSチェックしたり。車に読みたい本を積んでおいて読んだりもします。
すき間すき間に降ってくるご褒美のような「1人時間」をフルに活用しています!
薬膳の知識をいかして。あたたい飲み物で朝から体は冷やさない
編集部:欠かせない朝の習慣を教えてください。
森田さん:「朝起きて体を温める飲み物を飲むこと」でしょうか。
妊娠中から薬膳の勉強を少しずつ進めてきて今冬「薬膳アドバイザー」の資格を取得しました。薬膳と聞くと難しく聞こえがちですが、自分の体質や体の不調に応じて食べる食材を選んでいくことで、自分の体と向き合うのが薬膳。今まで何気なく食べていた食材の効能をあらためて知ることもあり、食材の組み合わせを考えるのも発見があり楽しい学びでもありました。
ちょっと風邪っぽいかな?と思ったら私は鶏手羽で参鶏湯風スープと、発酵に詳しい友人手作り甘酒を飲んで体を温めます。体質的にも体を温めることの必要性を感じたので、意識しています。
夏場など特に寝起きに冷たいお水やお茶を飲みたくなりますが、朝の飲み物は常温のお茶や白湯を飲むように気を付けています。冷蔵庫の冷たい麦茶に白湯を足して飲むことも。
それから寝室の換気です。今だと暖房をゆるくつけたまま、15分ほど換気します。こもった空気がすっきりして気分も一新。そのついでに玄関周りに掃除機をかけてルームスプレーを少しかけるとリフレッシュになります。ルームスプレーは玄関下に置いておいて、掃除と一緒のルーティンにしています。
メニューは1日3食のバランスを考えて決める
編集部:食べることが大好きなあゆみさん。朝ごはんはどんなものを召し上がりますか?献立を考える時に意識されていることや、こだわりがあれば教えてください。
森田さん:美味しいものを美味しくいただくことに幸せを感じるタイプなので、毎日ご飯の時間は大事にしたいと思っていますが、育児をしていると自分の食事は後回しになってしまうこともしばしば。
それでも朝昼晩3食バランスも考えながらメニューを決めます。メニュー選びには薬膳の学びも取り入れたり。
朝ごはんの時間は今一番忙しい時間帯でもあるので、夫には先に食べてもらい私は娘の離乳食、授乳の後落ち着いてから食べています。娘の離乳食が3回食になれば忙しいとは思いますが、家族みんなそろって朝ごはんを食べられるといいなと思っています。
朝ごはんのメニューは晩ごはんのおかずを少しとっておいて食べることもありますし、娘とのパン屋巡りで明日の朝のパンの楽しみを用意しておくこともあります。美味しいパンの朝ごはんがあると思うと寝不足でもなんとかえいやー!と起きることができますね。
朝のお気に入りアイテム
イイホシユミコ アンジュールプレートとマグ
関西に住んでいたころ、大阪店で買った憧れのイイホシユミコさんのプレート。
朝ごはんにパンとサラダを乗せるのにぴったりのサイズで、朝の楽しみとして愛用しています。
Amazon Music
最近朝は娘のプーさんのおもちゃから音楽が流れていることが多いのですが、娘もご機嫌で遊んでくれているときなど、その日の気分で音楽を選んでかけます。音楽があるとお皿洗いや晩ごはんの準備もはかどるので不思議です。
プロフィール:森田あゆみさん(@ayumi_0518)WEBメディアライター・ファミリーフォトグラファー
岡山県在住、WEBメディア「食べるプラス」にて記事執筆、うつわコーディネーターとして九谷焼の商品撮影、商品スタイリング、コラム執筆に携わる。食へ関心が高まり今冬「薬膳コーディネーター」の資格を取得。商品やテーブルコーディネート撮影と並行して昨春の出産を経て、赤ちゃんと家族の撮影サービスを立ち上げ、おうちstudioにて撮影しています。