みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代」です。
心が楽になる2品弁当。連載第37回目の2品弁当は
- ささみの磯辺焼き
- 揚げと野菜のさっと煮
のレシピをご紹介します。
今回は、鶏ささみの下味に防腐効果のある「酢」を使いました。加熱するとほぼ酸味がとんでうまみが残るので、これからの時期の下味に「お酢」はとってもおすすめ。
衣は、下味をつけたボウルでそのまま作れるので、ワンボウルで簡単です!
また、お揚げと野菜のさっと煮は、最後に汁気をかつおぶしに吸わせて汁気防止に。おかかの風味も染み込みます。
お酢で傷み予防!「ささみ磯辺焼き」「お揚げと野菜のさっと煮」2品弁当

1品目 鶏ささみの磯辺焼き
(材料)1人分
- 鶏ささみ 100g
- (A)酢 小さじ1
- (A)塩 ひとつまみ
- (B)青海苔 大さじ1
- (B)水 大さじ1
- (B)薄力粉 大さじ1
- 油 大さじ2
(作り方)
1. ボウルに筋をとった鶏ささみをひと口大に切って入れ、(A)をもみこむ。

2. (1)に(B)を入れて混ぜる。(天ぷら衣よりもやや固めが目安)

3. フライパンに油を入れて中火で熱し、(2)を並べ入れる。

4. 底面が焼けたら裏返し、全体を焼く。

5. 火を止めてフライパンの蓋をし、そのまま粗熱がとれるまで余熱で火を通す。
2品目 お揚げと野菜のさっと煮
(材料)1人分
- 油揚げ 1枚(30g)※油抜き不要のもの
- にんじん 2cm程度(20g)
- いんげん 2本
- しめじ 1/4パック(25g)
- かつおぶし 小1パック
- (A)水 100cc
- (A)しょうゆ 大さじ1
- (A)みりん 大さじ1
※もし、油抜きが必要な油揚げを使う場合は、小鍋で湯を沸かしてサッと茹で、紙タオルで水分と油を吸いとってから使います。
(作り方)
1. 油揚げは一口大に切り、にんじんは拍子木切り、いんげんは筋をとって3cm長さに切る。しめじは石づきを落としてほぐす。鍋に(A)と一緒に入れて強めの中火で熱し、煮立ったら蓋をして2~3分にんじんがやわらかくなるまで煮る。

2. 上下を返して、しっかり汁気をとばす。

3. かつおぶしをからめる。

2品弁当の詰め方プロセス
1. ごはんを弁当箱に入れて冷ましておく。お好みで海苔を敷く。
※冷ます時には割りばし等の上に弁当箱を置いて、底を浮かせると下にも空気が通り、早く冷めます。

2. 鶏ささみの磯辺焼きを詰める。

3. 今回は彩りのある副菜の詰め方がコツ。高さがある弁当箱の場合は、お揚げを数枚底に敷くとよい。

4. お揚げを土台にして、副菜はごちゃごちゃに入れるのではなく、奥に揚げを置き、手前ににんじん、いんげん、しめじ・・・というようにブロック分けして順にきれいに詰める。

5. ごはんの上に、梅干しといりごまをのせる。

※分量外の材料(ごはん1人分、いりごま、梅干し1個)
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今週の「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか?
いつものおかずをお弁当に。鶏ささみの下味を酢にしたり、煮物にかつおぶしをからめて汁気を防止したり。お弁当だからといって特別なものを作らなくても、少し工夫するだけでお弁当仕様になります。

こちらも、以前ご紹介したように、家にいるときは、この2品弁当のおかずをそのままワンプレートごはんにしても、もちろんOK!
揚げと野菜の煮物は、卵でとじて丼にしてもとても美味しいですよ。
毎日のお弁当作り。心を楽に。2品弁当を楽しんでください。
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「心が楽になる2品弁当」のルール
- おかずは2品だけ
- 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
- 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
- 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当
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料理研究家 かめ代
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!

