おはようございます。エステティシャンの寒川あゆみです。
本格的に春の日差しになってきましたね。春から夏にかけては紫外線量が増え、日焼けダメージや乾燥、肌トラブルなどが増えやすくなります。
今日は、ダメージに負けないお肌を作るための「春夏のスキンケアの基本」についてご紹介します。
紫外線による肌への影響3つ
【1】日焼け
紫外線を浴びることで、肌は日焼けを起こします。春の時期に多い「波長の長いUVA」を浴び、ジワジワと肌が赤くなり、気づいたら日焼けしていたという経験はありませんか?
夏のレジャーなどでは「波長の短いUVB」を浴び、一気にお肌が赤くなってヒリヒリしたり、肌が黒く焼けてしまいます。
【2】シミ
紫外線を浴びることで、肌内部にある色素を決める工場となるメラノサイトが反応し、細胞を守ろうと「メラニン」を放出します。
本来であれば、代謝とともに垢となってはがれますが、肌のターンオーバーが遅れたり乱れることで、肌内部に停滞し、「シミ予備軍、シミ」となります。
【3】シワ
UVAやUVBなどの紫外線ダメージを受け続けると、肌表面の日焼けやシミだけではなく、肌内部の真皮層にあるコラーゲンも破壊されることで、肌の弾力がなくなり、「シワ、たるみ」を招きます。
こうならないために、日頃から日焼け止めをこまめに塗り、紫外線がらお肌を守り、正しいスキンケアによって肌代謝を高めておきましょう。
早めに始めよう!「春夏スキンケア」の基本
【1】 クレンジング・洗顔
お肌にはメイク、ほこり、花粉、皮脂汚れが付着しています。
メイク汚れや日焼け止めなどの落ちにくい汚れはクレンジングで浮かせるように洗い、ほこりや皮脂汚れはしっかり泡立てた洗顔で落としましょう。
【2】化粧水
コットンに化粧水をたっぷり含ませ、角質層に化粧水をなじませましょう。
注意点はお肌をこすらずに優しくなじませ、化粧水を追加しながら2回、3回と繰り返したっぷり浸透させましょう。
【3】美容液・シートマスク
紫外線対策をしていても、お肌が乾燥したり、ダメージを受けていることもあります。朝の美容液は「セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸」などの保湿タイプの美容液やシートマスクでお肌の細胞を守り、うるおいを高めておきましょう。
夜の美容液は「ビタミンC誘導体、アルブチン」などの美白タイプの美容液やシートマスクで日中浴びた紫外線ダメージを修復し、メラニンを溜め込まないようにましょう。
日焼けしたかも?と感じた場合
外出先から帰宅したあと、「日焼けしたかも」と感じる場合は、ボウルに氷水を用意し、タオルと小包装タイプのシートマスクを冷やします。
そのあいだに洗顔をし、冷たいタオルを絞り、お肌にのせて肌表面の熱をとりのぞき、しっかり冷やしてから、化粧水をたっぷりなじませ、冷たいシートマスクをおこないましょう。
【4】乳液・クリーム
乳液は肌表面の保護膜となるので、化粧水、美容液を浸透させたあと、手のひらを密着させてなじませ、クリームでふたをします。
日焼け止めの選び方
数字が高いから効果があると思って、数字だけで日焼け止めを選んでいませんか?日頃浴びている紫外線は、「春から夏にかけて増える波長の長いUVA」「レジャーなどで浴びやすい波長の短いUVB」があります。
日焼け止めに記載されているSPF(Sun Protection Factor)は、主にUVBに対する防御力を表します。PA(Protection Grade of UVA)は、主にUVAに対する防御力を表します。
ですので、レジャーや長時間影のない場所で強い日差しを浴びる場合は、SPF値が40〜50くらいのものを選ぶのがおすすめです。
屋内や少し買い物に出かける程度など日常生活の場合は、PA値の高い+++〜++++のものを選びましょう。
春から夏にかけて増える紫外線からお肌を守り、ダメージを受けたらスキンケアですぐに修復をおこない、紫外線ダメージの少ないお肌にしましょう。
☆この連載は<木曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!