おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回のレシピ(なますバインミー) はいかがでしたか?使いきれない根菜が余っているときなどにもおすすめのレシピ。ぜひお試しください。
今日は、おせちの残りものアレンジの第2弾。栗きんとんや和風パフェの材料としておなじみの「栗の甘露煮」を使い、ホケミ(ホットケーキミックス)でお店のようなパンケーキを作ってみましょう。
もし栗の甘露煮が余ってなければ、渋皮煮や甘栗でアレンジしたり、栗なしでもOK。代わりにあんこやフルーツなど、お好みの素材をトッピングしてもおいしいですよ。
ぜひおうちでカフェ気分を味わってください。お休みの朝にもおすすめレシピです。
薬膳的ポイント食材「栗」
栗の効能
- アンチエイジング
- 腰やひざの衰えをケアする
- 胃の調子を整える
栗は「腎」という臓によい食材です。腎は「性ホルモン、生命力、老化」と深いかかわりのある臓。腎が弱まると、骨や足腰、耳、髪、排尿異常など、老化現象がでてきます。
腎は、体内の水分代謝と深い関わりのある臓なので、寒い季節(尿の増える時期)はとくに疲れやすく、いたわりたい部分。腎によい「栗」は、実は秋だけでなく、冬もおすすめの食材なのです。
ホケミで簡単!冬の朝に食べたい「栗と抹茶のスフレパンケーキ」
材料(型4つ分)
型のサイズ:直径8.5cm、深さ4cm
※型は100均ショップなどで売っているセルクル型、またはシリコン製の耐熱パンケーキ型を使用しています。ない場合は、洗って乾かした牛乳パックを切って丸みをつけ、内側にオーブンペーパーを巻いても代用できます。
- ホットケーキミックス 150g
- 牛乳 120ml
- 卵 2個
- 栗の甘露煮 6個
- 抹茶パウダー 大さじ1と1/2
- 砂糖 大さじ1
- 粒あん 適量
- サラダ油 適量(底のあるシリコン型の場合不要)
作り方
1) 栗は2個(飾り用)を除き、残りは1個を6等分に切る。卵は卵黄と卵白に分ける。白身は冷蔵庫に入れておく。
2) ボウルに卵黄と牛乳、砂糖を合わせ泡だて器でよく混ぜる。ホットケーキミックス、抹茶パウダーを加え全体が均一になるまで混ぜる。
3) 別のボウルに卵白を入れメレンゲを作る。ふんわりとした角がたつまで泡立てる。
4) (2)に(3)を加えゴムベラで泡をつぶさないよう、さっくりと全体を混ぜる。
5) サラダ油を薄く塗った(底のあるシリコン型の場合不要)フライパンを熱し、型を置き、(4)を型の5分目まで注ぐ。切った栗をトッピングする。
6) 蓋をしてごく弱火で、様子を見ながら15~20分蒸し焼きにする。裏返して同様に10分加熱する。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。型からはずし、好みで粒あんと飾り用の栗を添え、抹茶パウダーをふる。
ポイント
- メレンゲは、卵白を冷やすことで泡立ちやすくなります。ボウルごと冷凍してもOKです
- 生地が焦げないよう、様子を見ながらごく弱火で加熱しましょう
◎Instagramにて薬膳や料理教室について発信中です。
齋藤菜々子 Instagram:@nanako.yakuzen
☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!