食欲の秋。「ご飯が美味しくてつい食べ過ぎてしまった」「翌日、お腹がぽっこりして、なんだか体も重だるい気がする…」という経験はないでしょうか?
エステティシャンである筆者もそんな日があります。そんな時こそ、翌日に食べ過ぎをリセットすることがポイント。今回はエステティシャンも取り入れている食べ過ぎリセット法についてご紹介します。
食べ過ぎると体はどうなる?
友人とのご飯や同僚との飲み会、ご飯が美味しくて腹八分目どころか、お腹が苦しいくらい食べ過ぎた…という経験はありませんか?
「太りたくないから」「ダイエットをしているから」と食事を我慢する必要もないと思います。
食べたい時は食べて、翌日にリセットやコントロールすることでメリハリをつけることがポイントです。
まずは、食べ過ぎるとカラダがどうなるかを、理解しておきましょう。
【1】脂質、糖質、炭水化物の量が増えがちに
特に糖質や炭水化物は、食べれば食べるほど、脳が「もっと欲しい!」と錯覚して覚えてしまうと言われています。
つまり、無意識のうちにカラダが糖質や炭水化物を求めるようになってしまうのです。
食べ過ぎた翌日以降は、意識的に糖質や炭水化物の量をセーブしましょう。
【2】食べすぎたのに「食べ足りない‥」と感じることも
食べれば食べるほど胃袋が大きく広がる、というのもよく聞く話ですよね。食べ過ぎによって胃袋が大きくなってしまうと、常に「食べ足りない」と感じるカラダになってしまい、太りやすくなります。
「食べ過ぎてしまった!」と感じた時こそ、糖質や炭水化物だけでなく、食べる量のコントロールを意識しましょう。
エステティシャンも実践!「食べ過ぎ」をリセットする5つのヒント
【1】胃腸を休ませながら、こまめに水分補給
朝起きてもまだ「胃腸の中に食べたものが残っている」、そんな感覚はありませんか?消化はすすんでいるものの、排便されていないと、食べたものがお腹の中に溜まったような感じがありますよね。
そんな時は、無理に朝ごはんを食べて胃腸に負担をかけず、水を飲んで胃腸を休ませて、排便を促すようにしましょう。
【2】タンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンを意識する
「食べ過ぎてしまった!」と感じてしまったときは、食べた内容を振り返ってみましょう。お肉や麺類、パンなどの糖質や炭水化物が多く、タンパク質や食物繊維、ビタミンが不足しがちではないでしょうか?
翌日の食事は野菜スープやお味噌汁、豆腐や豆類、海藻サラダ、豚肉や鶏肉を蒸したもの、フレッシュジュースなどのタンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンを集中的にとりいれて、糖質と炭水化物の摂取を控えましょう。
【3】納豆、キムチ、ヨーグルトも合わせて食べる
納豆やキムチ、ヨーグルトなどの発酵食品によって腸内環境を整えることで、体内にたまる老廃物をスムーズに排出する効果があります。
これらの発酵食品を、食物繊維、ミネラル、ビタミンと合せて取り入れましょう。
【4】起床後にウエストひねり
朝起きたら、下腹をギュッと引き締めて、ウエストを往復30回ひねりましょう。腸を動かして刺激を送ることで腸内に溜まっている老廃物の排出にも効果的です。
【5】入浴しながらストレッチ&マッサージ
休日や朝の時間に余裕がある場合は、入浴しながらストレッチとマッサージをしてみましょう。
汗として老廃物を排出してむくみを解消させたり、体が温まることでお通じを促すことができますよ。
「食べ過ぎてしまった!」翌日の食事&過ごし方
上の5つのポイントを踏まえ、食べ過ぎた翌日は例えば以下のような食事や過ごし方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【朝】
- 起床後ウエストひねりをおこなう
- 500mlのお水を数回に分けて飲む
- 入浴しながらストレッチやマッサージをおこなう20〜30分
- サラダやフルーツ、ヨーグルトを食べる
【昼】
- 500mlのお水を数回に分けて飲む
- 蒸した豚肉や鶏肉と豆腐や豆類を合せたサラダ
- スープもしくはお味噌汁を食べる
【夜】
- 500mlのお水を数回に分けて飲む
- 蒸した豚肉や鶏肉サラダもしくは油は使わずに焼いた肉野菜
- 納豆とキムチを混ぜたもの
- スープもしくはお味噌汁
- 入浴しながらストレッチやマッサージをおこなう20〜30分
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食べることを我慢してストレスをためるよりも、友人との食事や飲み会の時は気にせず食事をして、その時間を楽しむほうがよいと思います。
しかし、それが当たり前のように続くと「食べ過ぎ」になってしまいがち。
翌日のリセットとコントロール術を身につけて、「食べ過ぎても大丈夫!」という安心感を味方にできるとよいですね!
☆この連載は<木曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!