6月14日:今日は「世界献血者デー(World Blood Donor Day)」
街中を歩いていると「献血のご協力をお願いします!」という呼びかけを耳にすること、駅前やモールなどで献血バスを見かけること、ありますよね。
「献血はしたほうがいい」という認識はあるけれど、忙しかったりちょっと怖かったりして、そのまま通り過ぎる方が多いのではないでしょうか。
今日は、そんな献血についての基本情報や、なぜ重要か?そして注意点やメリットなどを調べてみました!
必要量は1日13,000人分!健康なら協力したいボランティア「献血」の基本
献血とは?
そもそも献血とは、病気の治療や手術などで輸血が必要な患者さんに、健康な人が血液を提供するボランティアのことです。
なんと日本では1日あたり約3,000人の患者さんが輸血を受けているのだそう。輸血をするための血液は人工的に造ることも、長期保存もできないので、その患者さんのために、1日あたり約13,000人の健康な方からの献血が必要なのです。
献血はいつどこでできるの?
献血は、毎日稼働している「献血バス」と「常設の施設」(献血ルームなど)で平日休日問わずいろいろな場所で受け付けています。
渋谷駅そばの「ハチ公前献血ルーム」や新宿の「新宿西口献血ルーム」など、多くの主要スポットに献血ルームがあり、遊びに行く前やお買い物途中などで立ち寄ることができますよ。
献血の種類は?
献血とひとくちで言っても、実は大きく分けて全血献血、成分献血の2つに分かれます。
献血には、全血献血、成分献血があります。全血献血には400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血していただく方法です。
一方、成分献血には血小板成分献血と血漿成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。ですから成分採血は身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特長があります。
(献血の種類|日本赤十字社より)
日本赤十字社によりますと、体に負担のない方法を選びたい場合は、成分献血がおすすめだそう。ただし、献血ルームや献血バスなどで、対応している献血が違う場合があるので、あらかじめ確認してくださいね。
注意点は?
献血ルームや献血バスに行けば、当日必ず献血できるとは限りません。年齢や体重、血色素量が一定基準を満たしていないと受けられないそう。
体調が悪かったり、普段から貧血気味の人は注意してくださいね。
一度基準を満たさなかったからといえ、ずっと同じとは限りません。(実際に、編集部スタッフのひとりは、大学1年生で初めて検査に行った時はNGだったものの、鉄分を意識した生活を続けることで、数カ月後に行ったときは検査OKで、無事に献血ができたそう!)
行くメリットは?
献血に行くメリットは、なんといっても人の命を救う手助けができること。特に、近年は少子高齢化の影響で若い世代の血液が減少しているそうなので、今後ますます血液不足になる可能性もあるそう。
一人一人が献血を意識するだけで救われる命がありますよ。
また、自分の血液型のデータや健康状態が無料で分かることも嬉しいメリットです。血液検査をしないと分からないことを、街中で調べられるので、自分の血液型をちゃんと把握していない人におすすめです。
いかがでしょうか?
献血を意識したことなかったなあ…という人も、ぜひ今日は考えるきっかけになると幸いです♪
「世界献血者デー(World Blood Donor Day)」とは?
国際赤十字・赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が2004年に制定。ABO式血液型を発見した生物学者・カール・ラントシュタイナーの1868年の誕生日。
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