今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、日曜日の絵本。
「昭和十年の女の子」をテーマにした絵本。大阪に住む小学生のモモちゃんは、ひいおばあちゃんのスミ子さんの古いアルバムを見ながら、昭和十年の大阪の街をめぐります。
『昭和十年の女の子 大阪のまちで (月刊たくさんのふしぎ2017年12月号)』
文:牧野夏子/絵:鴨居杏
出版社:福音館書店
昭和十年の女の子は、夢見るような瞳をしてる。喫茶店でアイスクリームを食べながら、幸せそうにほほえんでいます。
日曜日には、素敵なワンピースを着て家族みんなでお出かけです。地下鉄に乗ってにぎやかなデパートへ。お子様ランチを食べて屋上の遊園地で遊ぶのが子どもたちの楽しみでした。
モダンで華やかな大阪の街。活気に満ちた大丸百貨店や心斎橋。街ゆく人も大らかで陽気な雰囲気にあふれていたのでしょうね。キャラメルやチョコレートなどの当時のお菓子や喫茶店の広告も載っています。
いまもずっと変わらずにのこっているもの。失われてしまったもの。昭和十年を生きた女の子たちを想いながら、大阪の街を歩きたくなります。
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しいにちようびを。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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