今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『抱きしめられたい。』。
小さなことばをブーケのように束ねた美しい本に、今年もまた出合えました。
コピーライター・ほぼ日刊イトイ新聞編集長の糸井重里さんがつづった1年分のことばから選んだ「小さいことば」の本。シリーズ最新刊です。
『抱きしめられたい。』
著者:糸井重里
出版社:ほぼ日
「好きになった人がふりむいてくれたような、これから家で飼う仔犬を抱っこしたときのような、甘い匂いのする感情。」
最初のページに記されているのは、ずっと味わっていたいようなこんな一言。糸井重里さんのことばには、この甘い匂いがいつも漂っている気がします。
たとえば、「たいていのことは『よろこび』の交換なんだと考えてみる。」ということ。そんなふうに思うと心がふわっと浮き立ちます。
「愛されるのに理由はいらない。それが家族ってものだよね。」愛犬ブイヨンへの想いです。当たり前なのに忘れていたことや口にせずにきたことに、小さなことばが気づかせてくれる。
どんな気分のときにもストンと心におさまることばが見つかります。とくに、心がヒリヒリ痛いとき、おくすりのように効きます。
*糸井さんの愛犬ブイヨンが登場する、石田ゆり子さんのエッセイ『はなちゃんの夏休み。』もどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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