今日のカフェボンボンの本棚は、『夜空と月の物語』。
世界各国の月のある美しい風景と月にまつわる言い伝えや昔話を紹介した本。『夜空と星の物語』のシリーズ第2弾です。月の物語とともにロマンチックな夜をお過ごしください。
『夜空と月の物語』
著者:日本星景写真協会/ピーピーエス通信社
出版社: パイ インターナショナル
昼と夜の境い目はちょっと宙ぶらりんの不思議な時間。夕暮れ時はものがなしいのに、一番星を見つけると嬉しくなる。月の出を待って何度も空を見上げます。
ギリシアの神殿、イギリスの湖水地方、イタリアの島、アルゼンチンのイグアスの滝、シベリアのトナカイの群れ。月に照らされた風景はこのうえなく幻想的。遠い昔、世界のさまざまな場所で生まれた物語が、月の光景をよりファンタジックに見せるのかもしれません。
ドイツには「月の中にいる巨人が水をまいているときは満ち潮、休んでいるときは引き潮になる」という言い伝えがあるそうです。月にはカエルの妹がいたというのはカナダの話。月は不規則な生活で体重が増えたり減ったりしている。これはオーストラリアのアボリジニに伝わる言い伝えです。奇想天外で愉快ですね!
今年の中秋の名月は9月15日。満月の2日前にあたります。各国の月の物語に想いを馳せつつ眺める月、あしたの晩は美しい月が見られるでしょうか。ほんの少し欠けた月を眺めるのもオツなものです。
夜空や月にまつわる本、こちらもぜひどうぞ。
*『夜空と星の物語』
*『世界でいちばん素敵な夜空の教室』
*『月と暮らす。月を知り、月のリズムで』
Love, まっこリ〜ナ
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