今日のカフェボンボンの本棚は、日曜日の絵本。
農場の夏の一日が暮れていく。英国を代表する詩人の名詩「夏の夕ぐれ」が絵本になりました。のどかで幸せなひとときを夕陽色の絵本で楽しんでください。
農場の夕暮れ時、木陰で家族が食事を楽しんでいる。牛たちものんびりと草をはむ。まきばの緑がさざ波のように揺れて風が通り抜ける。
夏は太陽も急がないから、子どもも動物たちもまだにぎやかに遊んでいる。猫がネズミを見つけて走り出すと、子どもたちもあとを追いかけて……。
夏の夕方は一年でいちばん幸せな時かもしれない。なんでもない夏の日がいつまでも続いてほしい、また来年、その次もずっと。
やがてあたりが赤く染まり、鳥たちは山のねぐらへ帰っていく。みんな、またあした。一日の終わりに広げたい絵本です。静かな夜が訪れる前のひとときに。
『なんでもないなつの日「夏の夕ぐれ」』
詩:ウォルター・デ・ラ・メア/絵:カロリーナ・ラベイ/訳:海後礼子
出版社:岩崎書店
***
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しい休日を。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>