オトナ女子のお肌はとってもデリケート。ストレスやホルモンの影響を受けやすく、シミ・シワ・たるみ・くすみなどの肌老化も進行中。思春期に悩まされたニキビも、実は、20~30代が抱える肌トラブルの上位を常に占めている存在です。
しかも、10代の頃のニキビと違ってオトナのニキビは治りにくく、跡になりやすいので、とにかく予防が欠かせません!
今回は、ニキビ予備軍である“隠れニキビ”とできてしまった“大人ニキビ”の撃退法についてご紹介したいと思います。
大人ニキビの原因
10代のニキビは、いわゆる思春期ニキビ。過剰に分泌された皮脂のつまりがアクネ菌を繁殖させることによって起こりますが、20代以降のニキビは、主に、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れや乾燥などさまざまな要因で発生します。
ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると、肌の免疫力も低下し肌荒れを引き起こしたりアクネ菌の繁殖を招いてしまうため、忙しい毎日を送っているオトナ女子の肌は常に危険にさらされています。
さらに、古い角質がうまくターンオーバーできずに残ってしまい、毛穴をふさいでしまったところにアクネ菌が炎症を引き起こすことや、代謝が落ちたことで、体内に溜まってしまった毒素を肌表面から排出するために吹き出物となって現れるのも原因のひとつです。
ニキビの位置でわかるカラダのサイン
大人ニキビはできる場所によって原因が異なり、身体の不調を訴えるサインの場合もあるので要注意!特にニキビのできやすい3つのパーツについて、ご紹介します。
Tゾーン
Tゾーンは脂浮きしやすく毛穴が詰まりやすいだけでなく、自律神経の乱れや消化器系の機能の低下、ビタミンB不足の可能性が。胃腸に負担の少ない消化のいいものを食べるように心掛けましょう。
今の時期なら「胃腸のおくすり」とも言われる旬のキャベツを中心とした献立が、おすすめ!
ほほ
腎臓や肝臓など、内臓のデトックス機能が低下している可能性があります。たんぱく質を摂りすぎても不足しても腎臓・肝臓に負担をかけてしまうため、卵・魚・肉などの動物性たんぱく質と大豆製品などの植物性たんぱく質をバランスよく摂るようにしましょう。塩分を控えめにすることも大切です。
利尿作用を促すはとむぎ茶やハイビスカスティーを飲めば、デトックスに効果アリ!こまめに水分補給しましょう。
あご
大人ニキビができやすく治りにくい場所。できてしまうと、2~3週間は小さくならずに居座ってしまうのが特徴です。特に生理前に発生しやすく、ホルモンバランスの乱れや、婦人科系に何らかのトラブルがある可能性があります。
女性ホルモンに似た働きのイソフラボンを豊富に含む豆乳や大豆製品を積極的に摂りましょう!
大人ニキビの予備軍「隠れニキビ」撃退法
できてしまうとなかなか治らずニキビ跡も残りやすい大人ニキビ。さらに、治ったと思ったところにまたニキビができてしまうという悪循環を繰り返しやすいので、1番の対処法はとにかく“予防”すること。
アクネ菌が炎症を起こした赤ニキビの周辺の毛穴にも、まだ炎症を起こす前のニキビが隠れています。最初は目に見えないほどの、小さな毛穴のつまりに発生する白ニキビがそれ。
白ニキビを作らせないためには、「1. 皮膚の免疫力を高める」「2. 肌の代謝をよくする」「3. 保湿」の3つがポイントです。
1) 皮膚の免疫力を高めるためには、抗酸化力の高い緑黄色野菜や炎症を抑える働きのあるビタミンB群を豊富に含んだ青魚や鮭がおすすめ!
2) 肌の代謝をよくするためには、腸内環境を整えてしっかりデトックス。肌細胞にしっかり栄養が行きわたるようにすること。バナナやヨーグルト、食物繊維たっぷりの朝食を摂りましょう!
3) 皮脂を落とそうとして過剰な洗顔をしたり、保湿が不足すると角質層が傷ついて肌荒れを招くだけでなく、不足した油分を補うためにかえって皮脂を分泌してしまいます。優しく洗顔をしたあとはしっかり保湿ケアをしておくことが重要です!
隠れニキビをしっかりケアして、大人ニキビを繰り返させないお肌を手に入れましょう。